霞ヶ浦流域等における野鳥観察記
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●ミズナギドリ科
 ハシボソミズナギドリ,オオミズナギドリ 

ハシボソミズナギドリ
  南半球で繁殖し,非繁殖期は北太平洋に渡り,日本近海でも周年見られるという。下の写真は,平成20年5月9日及び10日に,大洗港(茨城県)から苫小牧港(北海道)までの定期フェリー船で太平洋上を往復したときに撮影したもの。かなりの頻度で,洋上に休む群れに遭遇するとともに,船の周りを飛翔する姿もごく普通に見られた。総個体数は,おそらく万羽の単位であったであろう。
 ハシボソミズナギドリは,ハイイロミズナギドリとの区別が難しいが,くちばしから額の線が盛り上がっているのが本種,滑らかなものがハイイロミズナギドリとのこと(「海鳥識別ハンドブック」)。
 また,強風時などに多数の死体が海岸に打ち上げられることがあるが,茨城県沿岸でも同様である。全身が黒褐色なので,「カラスがたくさん死んでいる」などと話題になることがある。

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