ツグミ(スズメ目ヒタキ科) ★★★(留鳥又は毎年定期的に見られる)

  背面は,翼と背が茶色,首から頭にかけて黒で,ほおは白。胸から腹にかけては,白に不規則な黒の斑点があります。雌雄同色。大きさは全長約24cmで,ヒヨドリより少し小さいぐらい。2,3歩歩いては,立ち止まって胸を反らすという動作を繰り返します。
 「ケケ,ケケ」と鳴きますが,ゴールデンウイーク頃の渡去前には,複雑で軽やかなさえずりをすることがあります。

  霞ヶ浦湖岸域には,11月頃に姿を現します。このときは,既に単独になっています。冬の間,群れを作ることはなく,乾田やハス田のみならず,庭先や公園など,どこででも見ることができます。
  また,亜種ハチジョウツグミが,平成27年から平成28年にかけて,平成28年から平成29年にかけての冬に姿を現したことがありました。
  毎年,計ったようにゴールデンウイーク前半に姿を消します。正確にカウントした訳ではないのですが,ゴールデンウイークの少し前ごろに,数日から1日ぐらいの間,ツグミの数が増えることがあるように思われます。北上する個体が通過していくためではないかと思います。
  

  平成28年2月 埼玉県彩湖。