オジロトウネン (チドリ目シギ科) ★★★(留鳥又は毎年定期的に見られる)

  トウネン大。冬羽では,上面は灰色で下面は白色。目の回りに細い白のリングがある。夏羽では,上面は灰褐色となり,黒の軸斑が現れる。足は黄色であり,他のトウネン大のチドリとの識別点となります。雌雄同色。
 細い声で「チリリリ」と鳴きます。

  霞ヶ浦流域では冬鳥。11月頃に数羽から10羽程度の群れが現れます。冬の間は,単独又は数羽で過ごし,4月中には姿が見えなくなります。この間,霞ヶ浦沿岸のハス田などで,イトミミズを食べているところなどをよく見かけます。 
  4月になると,灰色一色だった上面が褐色を帯び,風切には黒い軸斑が現れてきます。
 
平成25年4月 土浦市。冬羽。この個体は,脚にフラッグを付けていた。これは,宮城県の鳥の海で装着されたものとのこと。 

平成20年1月 土浦市。 10羽程度の群れが見られる。

平成24年2月土浦市。ハス田でイトミミズを採っていた。

平成25年4月 土浦市。 この時期になると,羽には黒の軸斑が現れ,羽縁がオレンジ色になってくる。