アカガシラサギ(ペリカン目サギ科) ★(まれに見られる)

 夏羽では,頭から首,胸にかけて深紅で,翼正面が紺色。冬羽では,頭から首,胸は白くなり縦斑があり,翼上面は淡いあずき色。 雌雄同色。全長45cmで意外に小さく,カワウなどと並んでいると,その小ささが実感できます。 

 霞ヶ浦流域では,まれに見られる珍鳥。冬期に,湖岸のハス田にいるところを目撃したことがあります。霞ヶ浦沿岸では,ダイサギ,コサギ,アオサギが多数越冬しているので,その中に混じって冬を越しているかもしれません。翌シーズンの夏には霞ヶ浦の北にある涸沼で2羽のアカガシラサギを目撃しましたので,もしかすると,2羽のうち1羽は,霞ヶ浦湖岸で越冬した個体がもしれません。


成鳥冬羽。平成23年1月 かすみがうら市。


成鳥夏羽。平成23年8月 涸沼。このとき涸沼には,2羽が飛来していた。


成鳥夏羽。平成23年8月 涸沼。左のダイサギ(体長80〜104cm),右のカワウ(同82cm)と比べると,意外に小さいことが分かる。