キョウジョシギ(チドリ目シギ科) ★★★(留鳥又は毎年定期的に見られる)  霞ヶ浦湖岸域の野鳥 霞ヶ浦湖岸域の鳥

  体長は約22cm。夏羽では,体上面は,褐色と黒と白のまだら模様。顔から胸にかけて複雑な黒い帯模様がある。雄の顔は,黒帯でない部分が白く,頭頂部が褐色。雌の顔は,褐色味がある。
 渡りの時期に群れで海岸に飛来し,小石をひっくり返す姿がよく見られるが,霞ヶ浦湖岸域にも群れで飛来し,水田の畦の土をほじくり返している姿をよく見る。

  霞ヶ浦湖岸域では,4月下旬から5月にかけて,渡りの途中の群れが水が張られた水田に居るのが見られる。秋の渡りでは,少ない。ときに,ムナグロなどと混群を形成しているのが見られる。


成鳥雄の夏羽。顔は,黒帯のほか部分は白い。頭頂部は褐色。平成26年5月 行方市。


成鳥雌の夏羽。雄と異なり,顔は褐色。また,体全体の褐色がにぶい。平成26年5月 行方市。


幼鳥。体上面は一様に黒褐色で,成鳥に見られる帯模様もない。幼鳥も含め,キョウジュシギは,霞ヶ浦湖岸域では9月に姿を見せることは少ない。平成19年9月 ひたちなか市。


春の渡りの時期に,群れが,田植えが始まって水が張られた水田に飛来する。26年5月 行方市


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