大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
2016年8月27日(土曜日) 庭から夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声が聞かれる頃になりました。 南河内地方は、朝からお天気に恵まれ、心配された夕立も無く、富田林寺内町界隈では第13回寺内町燈路と関連イベントが予定通りに開催されました。 |
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田守家住宅・城之門筋 |
重要文化財・興正寺別院 |
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古民家内部を改装した休日書店・青々堂(堺筋) |
食事処 和(なごみ)(堺筋) |
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浄谷寺境内 |
zakka-marche(仲村家住宅・蔵) |
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紅梅蔵・カフェ平蔵 |
紅梅蔵・カフェ平蔵 |
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周囲が薄暗くなりかけた午後6時半に城之門筋を中心に、本町商店街から重要文化財・(旧)杉山家住宅にかけての寺内町の通りの両側に並べられた大小約1000基の行燈に一斉に明かりが灯されると、商家やお寺の古い建物が暗闇の中から仄かに照らし出されました。夕方からは少し気温も下がり、通りを渡る涼しい風に心地良さを感じました。毎年8月最後の土曜日に開催されるこのイベントは、夏の終わりを告げる恒例行事としてすっかり地元に定着しました。 |
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重要文化財・興正寺別院 境内 |
仲村家住宅・蔵(西林町) |
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国の重要文化財・興正寺別院は山門が開かれ、境内は本堂に続く石畳の両側に例年通り行燈が玉砂利一面に並べられて幻想的な雰囲気を醸し出しました。奥にある本堂の建物はシルエットで見事に夜の闇の中に浮かび上がりました。また、国の重要文化財・(旧)杉山家住宅の内部は、21時まで特別延長公開されました。 |
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城之門筋 |
城之門筋 |
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富田林今昔スライド上映会(中林寝装具店、本町筋) |
本町公園 |
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じないまち交流館 |
じないまち交流館・みんなの広場 |
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富田林寺内町が一年の中で一番の賑わいを見せるこの日は、毎年約5千人の人出だそうです。今年も行く夏を惜しむ浴衣姿の方々を多くお見かけしました。普段は人通りの少ない寺内町の狭い通りは、来訪者の人出に埋まり、(旧)万里春酒造の酒蔵内部や、じないまち交流館の特設イベント会場(みんなの広場)は何処も人々の熱気に包まれて盛況でした。さらに(旧)万里春酒造の酒蔵では、毎月第4土曜日に内部を公開して、臨時のお店が開店する催しが計画されているそうです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
第13回寺内町燈路・(旧)万里春酒造の酒蔵 |
第13回寺内町燈路・(旧)万里春酒造の酒蔵 |
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第13回寺内町燈路・(旧)万里春酒造の酒蔵 |
第13回寺内町燈路・(旧)万里春酒造の酒蔵 |
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第13回寺内町燈路・(旧)万里春酒造の酒蔵 |
第13回寺内町燈路・(旧)万里春酒造の酒蔵 |
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国の重要文化財・(旧)杉山家住宅 |
国の重要文化財・(旧)杉山家住宅 大床の間 |
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国の重要文化財・(旧)杉山家住宅 茶室 |
国の重要文化財・(旧)杉山家住宅 大床の間 |
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仲村家住宅内部 ー 富田林市長・多田利喜氏(右) (写真提供:中辻亘様) |
大阪府有形文化財・仲村家住宅内部 (写真提供:中辻亘様) |
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翌日(8月28日)、富田林駅前のきらめきファクトリー(観光案内所)に立ち寄り、地元の伝統工芸品である簾(すだれ)をモチーフにあしらった文庫本サイズ(少し大き目)の簾ブックカバーを買い求めました。黒地柄、白地柄、白と黄土色の二色織りの3種類があり、富田林市、杉多製簾、大阪芸術大学の三者コラボで商品企画、製造、販売されています。きらめきファクトリー1階では、このほかにも、寺内町せんべい(柏屋葛城堂)を始め、地元の特産品(富田林ブランド)がいくつも展示即売されています。 |
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きらめきファクトリー(富田林駅前観光案内所) |
簾(すだれ)ブックカバー(文庫本サイズ) |
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じないまち散策MAP | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お店のインフォメーション(Food, Beverage,Guest House, Accessary & Handycrafts, Massage) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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じないまち探訪記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
じないまち随想 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人) |
(富田林市提供、禁無断転載)
富田林寺内町までの道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。
散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。
立ち寄ってみたいお店
休憩所(トイレ)
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。
重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。
寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。
また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。
興正寺別院(富田林御坊)
真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん(富田林御坊)として親しまれています。
応永年間(1394-1412年)に毛人谷(えびたに)御坊に草創。 永禄3年(1560年)に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。
城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。 表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。
団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)
ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。
じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館、12月28日~1月4日休館)