大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
【Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan,Travelogues by Author - Series Vol. 39 Bilingual guided tour on May 4-6, 2016】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
爽やかな五月晴れに恵まれました |
ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午前、壱里山町、中辻亘様撮影) |
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2016年のゴールデンウイークは、5月2日(月)と6日(金)を除いて休日の並びになりました。期間中は概ねお天気にも恵まれて、富田林寺内町には遠方からも含めて多くのご来訪者にお越し頂きました。 昨年(2015年)秋のシルバーウイークに続いて、「歴史まち歩きバイリンガルツアー」を5月4日から6日まで3日間、特別企画で開催しました。(主催:じないまちボランティガイドの会、協力:じないまち交流館、きらめきファクトリー(富田林市観光協会)、ガイド担当:ボランティアガイド 奥谷直也)開催期間中に、富田林寺内町にお越し頂いたご来訪者(ご希望者)を対象に、じないまち交流館を起点に事前予約なしで定時出発のガイドツアーを催行しました。(午前10時、午後1時30分の2回、参加費は無料)ご参加者の中に外国人来訪者がおられる場合には、必要に応じて英語も交えてご案内しました。 ガイドコースは各回とも同じで、じないまち交流館(起点)から城之門筋、重要文化財・興正寺別院を経て、重要文化財・旧杉山家住宅(終点)まで徒歩で約90分。期間中のツアーご参加者数(計5回、5月6日午後の回は催行中止)は38名でした。(内、外国人のご参加者は1名) 歴史まち歩きツアー ご案内チラシ 日本語版 (PDF) 歴史まち歩きツアー ご案内チラシ 英語版 (PDF) |
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ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午前、木口家住宅、中辻亘様撮影) |
ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午前、薬師堂、中辻亘様撮影) |
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事前の御案内通り、午前と午後にボランティアガイドツアーを開催し、じないまち交流館から(旧)杉山家住宅まで約2時間、町並み散策の御案内をしました。 ツアーご参加者は事前に予約お申し込み頂いた方々や、定時出発時に丁度じないまち交流館にお立ち寄り頂いてお声掛けしました個人来訪者の皆さんで、遠くは東京都杉並区、名古屋市や岡山県倉敷市からも足をお運び頂きました。また、地元の富田林市錦織にお住まいの男性で、寺内町訪問は今回初めてという方もいらっしゃいました。 |
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ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午前、佐藤家住宅、中辻亘様撮影) |
ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午前、(南)葛原家住宅、中辻亘様撮影) |
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ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午前、田守家住宅、中辻亘様撮影) |
ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午前、背割り水路、中辻亘様撮影) |
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ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午前、駒つなぎ、中辻亘様撮影) |
ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月4日午後、興正寺別院本堂) |
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御案内終了後にご感想をお伺いしたところ、「(住まいの)すぐ近くにこのような江戸時代の風情ある町並みが残っていて、改めて富田林の良さを再認識しました。家族にも町並み見学を勧めてみたい。」と、嬉しいご感想を頂戴しました。 また、女性のご参加者からは、地元のおススメ昼食場所についてお訊ね頂きましたので、「(壱里山町にある)老舗喫茶店「ナロード」の名物料理ボルシチや、(富田林駅からも程近い、中央商店街沿いにある)「マメトコナ」のフレンチトーストは絶品です。」と自信を持ってお勧めしました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
老舗喫茶店「ナロード」の名物料理ボルシチ |
「マメトコナ」のフレンチトースト |
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さらには、御案内の途中に必ず立ち寄る「紅梅蔵」内にある「カフェ平蔵」(北会所町)では自家焙煎の芳醇な香りのコーヒーが楽しめます。他にも、お手軽なお値段で楽しめる昼食場所としては、「寺内町きっちんあい」(富山町)、洋食「Laidback Cafe」(南会所町)や、手打ち蕎麦のお店「八町茶屋」(富山町)もお勧めします。ぜひ寺内町散策の折にお立ち寄りになってみてください。何れのお店も、事前予約なしで当日に入店出来ます。 |
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「カフェ平蔵」では自家焙煎の芳醇な香りのコーヒー |
「Laidback Cafe」の洋食セット(ロールキャベツ、海老フライ、クリームコロッケの盛り合わせ、サラダ、スープ) |
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ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月5日午前、葛原家住宅) |
ガイドツアーご参加者の皆さん (2016年5月5日午後、(南)葛原家住宅) |
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2016年5月5日 (木曜日、子供の日) ガイドツアー午前の回には、堺市在住のサイクリストの御夫婦 2人や、富田林市東板持在住で前回のバイリンガルツアーに申し込まれたものの、あいにく募集定員満席だったため、きらめきファクトリーで今回の同様の企画を聞いて事前申し込みされた男性がご参加頂きました。さらに、地元ゲストハウス「泊や」に個人旅行で滞在されている、韓国人女性もお一人参加されており、バイリンガルツアーとして、日本語と英語で交互に説明しました。この女性は今回、日本に8日間滞在される予定で、そのうち富田林寺内町に3日間滞在されていると伺いました。海外から寺内町を訪問される外国人個人旅行者が着実に増えてきており、時折、通りなどで見かけることが珍しくなくなりました。 韓国で発行されている海外旅行雑誌「AB ROAD」で、昨年後半に大阪特集が組まれ、富田林寺内町が取り上げられました。富田林寺内町の通りやお店が美しい写真と共に、幾つも紹介されています。台湾からも毎年、寺内町を訪ねる団体ツアーが組まれており、地元のじないまちボランティアガイドが(同行通訳者を通じて中国語に逐次通訳して)ご案内しています。 ガイドツアー午後の回には、富田林市中野町在住の女性(事前申し込み)や、大阪市、箕面市、東大阪市からお越しの方々にご参加頂きました。最近では、富田林寺内町は新聞や雑誌で紹介されることが増えており、数か月前に掲載された日本経済新聞の夕刊記事や雑誌をご覧になって、お訪ね頂いたと伺いました。 |
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小雨の城之門筋 (2016年5月6日午後) |
小雨の紅梅蔵(2016年5月6日午後) |
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今回のガイドツアー最終日(第三日目)。朝から曇り空が広がり、午前9時半頃からあいにくの小雨が降り出しました。GW連休に挟まれた平日(金曜日)に当たり、寺内町はひっそりとした日常を取り戻し、ゆったりとした時の流れを感じます。 町並み見学に足を運ばれる来訪者の出足は低調でした。午前の回では、大阪から取材でお越しになられた新聞記者と、地元富田林町にお住まい方の3人を御案内しました。浄谷寺の境外に建てられた薬師堂(南会所町)の中に安置されている御本尊・薬師如来像は、江戸時代に若い男女の恋文を漆で塗り固めて作られたと伝えられており、恋文薬師と呼ばれています。薬師大祭の日(7月6日、7日19時)には、恋愛おみくじを引いて、恋愛運を占ってみてください。 |
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薬師堂(南会所町) |
恋文薬師 |
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午後から本降りの雨になったこともあり、午後の回はご参加者がなく、残念ながら催行中止となりました。この連休期間中に寺内町をお訪ね頂きました皆さま、「ゆったりとした時の流れ」や「町家の博物館」をお楽しみ頂けましたでしょうか?
2016年5月4日から6日までの3日間、バイリンガル・ガイドツアー開催に当たり、じないまち交流館やきらめきファクトリー(富田林駅前観光案内所)の皆さんには大変お世話になりました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。 以上 (2016年5月8日、管理人@横浜) |
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じないまち散策MAP | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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じないまち探訪記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
じないまち随想 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人) |
(富田林市提供、禁無断転載)
富田林寺内町までの道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。
散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。
立ち寄ってみたいお店
休憩所(トイレ)
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。
重要伝統的建造物群保存地区
富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大阪府下では唯一の指定となっています寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。
寺内町の主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。電信柱の配置や各戸の電気メーターなどもできる限り目立たないような工夫が施されています。
また、寺内町では伝統的な町並み景観に配慮して、新しく建築される建物も周囲の景観に調和した外観となっています。
興正寺別院(富田林御坊)
真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん(富田林御坊)として親しまれています。
応永年間(1394-1412年)に毛人谷(えびたに)御坊に草創。 永禄3年(1560年)に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。
城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。 表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。
団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)
ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。
じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館、12月28日~1月4日休館)