【極私的旅行記】奥の細道【道レポート】この道【街歩き】健脚商売

奥の細道
奥の細道むすびの地(岐阜県大垣市)


若狭路に吹く熱風〜小浜バイト旅行

美濃飛騨駆け抜け旅〜世界遺産を行く

北國街道一人旅

奥飛騨慕情と秘境の出湯(白骨・高山)

近くて遠い「県内」・能登一周(能登半島)

千年の古都(京都・奈良)

娘。と霧と浅間山(佐久)

番外編・私が暮らした金沢

天狗伝説の郷(津具)

花の下にて(吉野・大阪・姫路・彦根)

侵掠すること火の如く(木曽路〜佐久平)

鞭声粛粛(佐久平〜善光寺平)

御旗楯無もご照覧あれ(甲斐路)

そうして歯車は回る、
この必要以上の負担にギシギシ鈍い音を立てながら(東京〜大阪)


車上少年過ぐ(中部縦貫)

初陣・永平寺行
2000年5月3日 搭乗車種:ファンカーゴ

空飛ぶ鉄塊(香港・マカオ)

最果ての地へ(能登半島・白山麓)





 こ の 道 

 標高1082mの青崩(あおくずれ)峠は、古くから秋葉街道(現国道152号線)の難所として知られていた。その名前は、このあたりの土が青みを帯びていること、そして脆く崩れやすい地質であることに由来していると言われる。
 この脆弱な地盤の青崩峠に、昭和日本のトンネル技術者たちが挑み、そして敗れ去った。この峠にトンネルを通すことは出来なかったのである。
 以来、現在に至るまで国道152号線は青崩峠を越えられずにいる。


左写真:青崩峠(静岡県磐田郡水窪町奥領家)

行不由径〜一級国道の旅〜 国道ワンダーランド〜3桁国道死闘編〜
国道1号線 昔東海道、今国土交通の大動脈
起点:東京都千代田区
終点:大阪府大阪市
【沿道の名所・旧跡】
日本国道路元票、箱根、浜名湖、桶狭間古戦場、
関宿、琵琶湖、京都ほか

国道8号線 北陸を貫く日本の背骨。
起点:新潟県新潟市
終点:京都府京都市
【沿道の名所・旧跡】
 
 

国道19号線 木曽路はすべて山の中。
起点:愛知県名古屋市
終点:長野県長野市
【沿道の名所・旧跡】
多治見、馬籠・妻籠宿、寝覚の床、福島関所、
奈良井宿、国宝松本城、善光寺ほか

国道21号線 南濃の基幹道路。
起点:岐阜県瑞浪市
終点:滋賀県米原市
【沿道の名所・旧跡】
鬼岩公園、国宝犬山城、
各務原航空宇宙博物館、関ヶ原古戦場

国道22号線 域内交通70%。地域密着国道・名岐道路。
起点:愛知県名古屋市
終点:岐阜県岐阜市
【沿道の名所・旧跡】
熱田神宮、岐阜城
 

国道23号線 現代の伊勢参宮道は巨大な1号線バイパス。
起点:愛知県豊橋市
終点:三重県伊勢市
【名古屋まで】
【沿道の名所・旧跡】
ラグーナ蒲郡、鈴鹿サーキット、伊勢神宮

国道41号線 ブリ街道からノーベル街道へ。
起点:愛知県名古屋市
終点:富山県富山市
【川辺町まで】
【沿道の名所・旧跡】
国宝犬山城、中山七里
 

国道42号線 黒潮洗う太平洋沿いの道。
起点:静岡県浜松市
終点:和歌山県和歌山市
【伊良湖岬まで】
【沿道の名所・旧跡】
日出の石門
 

旅程の組み立てに。国道起終点の特定に。国道時刻表。

東海地区版
北陸・甲信越地区版
関西地区版
国道142号線 旧中山道を軽井沢から諏訪まで。
起点:長野県軽井沢町
終点:長野県下諏訪町
【沿道の名所・旧跡】
中山道旧宿場、軽井沢、旧中込学校、
ビーナスライン、万治の石仏、諏訪大社

国道151号線 南信と三河を結ぶ道。
起点:長野県飯田市
終点:愛知県豊橋市
【沿道の名所・旧跡】
天竜峡、花祭りの町・東栄、
長篠城と設楽原決戦地、豊川稲荷

国道152号線 フォッサマグナと不通区間の微妙な関係?
起点:長野県上田市
終点:静岡県浜松市
【一部区間開通】
【沿道の名所・旧跡】
酷道・地蔵峠酷道・青崩峠、水窪、
二俣城

国道153号線 塩の道・中馬街道。
起点:愛知県名古屋市
終点:長野県塩尻市
【伊那まで】
【沿道の名所・旧跡】
足助宿、武田信玄最期の地、木曽駒ケ岳、
光前寺

国道154号線 港国道お気楽サイクリング。
起点:愛知県名古屋市港区
終点:同熱田区
【沿道の名所・旧跡】
名古屋港水族館
 

国道156号線 濃飛越を貫くさくら道。
起点:岐阜県岐阜市
終点:富山県高岡市
【沿道の名所・旧跡】
うだつの街並、郡上八幡、ひるがの高原、
荘川桜、世界遺産合掌集落ほか

国道157号線 能郷白山の山懐へ、伝説の酷道を見に。
起点:石川県金沢市
終点:岐阜県岐阜市
【勝山まで】
【沿道の名所・旧跡】
金沢城と兼六園、白山スーパー林道、
酷道・温見峠、薄墨桜ほか

国道160号線 能登半島シーサイドドライブ。
起点:石川県七尾市
終点:富山県高岡市
【沿道の名所・旧跡】
漁港の町・氷見、富山湾の海岸線
 

国道164号線 港国道、再び。
起点:三重県四日市市
終点:同上
【沿道の名所・旧跡】
四日市港、跳ね橋
 

国道174号線 日本一短い国道。
起点:兵庫県神戸市中央区
終点:同上
【沿道の名所・旧跡】
日本最短国道
 

国道247号線 中部国際空港開港。
起点:愛知県名古屋市
終点:愛知県豊橋市
 
【沿道の名所・旧跡】
焼き物の町・常滑、野間大坊、内海
 

国道249号線 能登金沢周遊道路と過疎地の抱える悩み。
起点:石川県七尾市
終点:石川県金沢市
【沿道の名所・旧跡】
真脇縄文遺跡、恋路行きの切符・松波駅、
禄剛崎、千枚田、時国家、能登金剛ほか

国道259号線 渥美半島、もう一つの国道。
起点:三重県鳥羽市
終点:愛知県豊橋市
【伊良湖岬〜終点】
【沿道の名所・旧跡】
恋路ヶ浜

国道302号線 私の終わりは私の始まり。
起点:愛知県名古屋市
終点:愛知県名古屋市
【1/6程度】
【沿道の名所・旧跡】
名港トリトン

国道362号線 東海道を避けて。
起点:愛知県豊川市
終点:静岡県静岡市
【細江まで】
【沿道の名所・旧跡】
蒿山蛇穴、気賀関所跡 

国道366号線 いたって地味な短距離国道。
起点:愛知県半田市
終点:愛知県名古屋市
 
【沿道の名所・旧跡】
桶狭間古戦場
 

国道418号線 牙をむく野生。
起点:福井県大野市
終点:長野県南信濃村
【一部区間開通】
【沿道の名所・旧跡】
酷道・黒瀬街道
 

国道421号線 地獄の門がいざなう酷道の旅。
起点:三重県桑名市
終点:滋賀県近江八幡市
【沿道の名所・旧跡】
酷道・石榑(いしぐれ)峠、永源寺
 

※「沿道の名所・旧跡」について
  1. この項には、国道経路から最大で片道30分程度(渋滞時除く)で移動できる距離にある各種スポットを提示している。
  2. 書いた人間の好みを反映して、人文系スポット、及び戦国史跡が選定されやすくなっている。逆に自然科学系、オシャレ系、テーマパークの類に対しては少々点数が辛くもなっている。
  3. 重複区間のある2国道のうちの片方にのみ選定されているスポットもあるが、これは多分に恣意的なものなのでご了承願いたい。
  4. 紹介文のお尻に「ほか」が着く路線は、字義通り他にも紹介したいスポットがあったものの、スペースの都合で割愛せざるを得なかった路線。逆に、スペースに余裕のある路線は、紹介するスポットの選定に窮した路線である。選定基準が甘くなっている可能性が高い。万が一「ここにはこんなナ〜イスなスポットがあるぜ!」という感想をお持ちになった方がおられたら、「与太板」にてその旨をお伝え願いたい。ちなみにどの路線も、最低1スポットは上げられるように心がけている。
  5. 酷道は赤字で記してある。ある種の人々を強烈にひきつけるスポットであると同時に、一般の人は踏み込みたくはないであろう場所なので、その注意喚起のため。なお、ここで言う「酷道」は、「乗り入れれば車がお釈迦になる可能性がある」、さらに「物理的に車が入れない」、最悪の場合「命を落とす危険性もある」クラスの悪路である。

付録:日本の道100選
【この道】過去のTOP



健脚商売
 



中村遊郭探訪
【愛知県名古屋市】
遊郭から赤線へ。そして色町の今。
漁港哀史・あゝ下之一色
【愛知県名古屋市】
漁師町ノスタルジー。
消え行く「日本一のミニ村」・富山村
【愛知県富山村】
奥三河の秘境を訪ねて。
狐の町は正月に魂を燃やす
【愛知県豊川市】
豊川稲荷門前町を歩く。




 

謝辞
ここで紹介した旅は、わずかの瑕瑾はあっても楽しい旅ばかりだった。
それらの多くが、我が莫逆の友・「陰介」氏(仮名)の助力なくして成立し得なかったものである。
この場を借りて氏にお礼の言葉を述べたい。
『楽しき夢、ありがたく候』