不定期日記 2007

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   4/30(月)  コミック1の為に、有明へ。  混み具合とかどうかなあと思ったが、入るまでの行列を除けば、かなり楽だ ったように思う。これがサンシャインとかならこうは行くまい。  bolze.とかウロボロス並んで本買えたところを見ると、意外と人少なかった のかもしれない。まあ、CUTの凄まじい列とか見ると、何とも言えないが。  それにしても、意外なところが大行列で、いろいろと人気の波とかあるのだ なと思うことしきり。  風原さんの所に挨拶に言ったが、タイミングが悪く不在だった。阿羅本さん と少し話をして会場を出た。  浅草で少し散策。  無闇と時間があったので念願の梅むらで豆かんを食べようと思ったのだが、 着いた時には店を畳んだ後。何故に四時に閉めるのだ。  またいずれ行くとしよう。    行きの車中で「"文学少女"と穢名の天使」(野村美月)読了。  前巻での流れからどうなると思っていたら、少し肩透かし。  だが、それを感じさせない積上げのお話だったと思う。  やがて崩されるための、になるのかなあ。  最後の辺りのぞくぞくするような台詞の数々といい。  次が本当に楽しみ。  もう一冊、持っていった「コズミック 流」(清涼院流水)も行き帰りの車 中でだいたい読み進め、家で残りも読了。  正直、何これ、と思う内容だが、全体の半分だか、四分の一の位置づけと思 えば、多少のもやもやは置いておくべきだろうか。  とりあえず、決してつまらなくはない。文章も読みやすい。続きも読もうと いう気になっている。どのみち残り三冊も買ってあるし。次は「ジョーカー  清」を読めば良いのか。  
   4/29(日)  とりあえず、名古屋駅近くのホテルを予約。  結構空いているものだな。  朝食なしの処で、本当に泊まれるだけで充分なので楽といえば楽。  喫茶店でモーニング食べるのだ。名古屋の喫茶店の過剰なモーニングサービ スというのは、他県の人間からすると凄く興味深い。ひつまぶしとかよりよっ ぽど名古屋っぽい気がする。  
   4/28(土)  前から行こうと思っていて、場所が悪くて行けなかったカレー屋へ。  チーズ入りの焼きカレーが名物らしいが、何となくカツカレーを注文。  メニューを丹念に眺めたりしているうちに登場。皿が大きい。  ああ、普通に美味い。  知ってる限りいちばん美味いカレー屋のカレーが通常のカレーライスとはや や趣きが違うので、こういう王道のカレーも良い。  ただ、カツカレーって、ルーに他の具を一切排するものなのだろうか。  それだけカツを唯一絶対として、高めているのかもしれないが。  
   4/27(金)  五時頃に目覚めたので、昨日やりかけだった更新を済ませようとしたが、ア ップロード出来なかった。何度かやり直したがダメ。何かのメンテでもしてい るのだろうか。  何日か前からゴールデンウィークに名古屋に行こうかという思案をしていた のだが、いざ休みに入ってから行く事に決定。  前から行ってみたかった処で、行くのも簡単なんだが、これまで自主的に箱 根の関を越えた事は皆無。修学旅行とか社内旅行はあったが。  ただ、先日の富山行きが、けっこう面白かったので、少し腰の重さが軽減さ れたらしい。  ネットで宿の情報やら交通手段などを確認開始。  一人でぶらりと行くだけだから面倒は無い。  とりあえず三十日に東京まで行くので、そのまま名古屋行きの新幹線に乗る のはどうだろうかと考えたが、不確定事項が多すぎて却下。同人誌のつまった 鞄で出掛けるのも何だし、逆に着替えと持ってイベントで列に並ぶのも考え物 である。  憲法記念日以後は格段に混むだろうから、そんな時に行きたくない。  結果、ニ・三日で一泊が良いかと仮決め。  考えているだけで、気がついたら休みが終わってる可能性も高いが。  高速バスという手もあるのか。安いが、ずっと座ってるのもなあなどと、考 えるのは取り合えず楽しい。それと名古屋グメル情報など見るのも。
   4/26(木)  山田うどんの今月期限の50円割引券があったので、立ち寄った。  さて何にしようかと考えた挙句、天とじ丼セットにした。  もう、他のものは食べられない運命なのか。  しかし、前よりも美味しくなっているな。よし。  うどん系は安いのだが、何気に定食系統のものは、その辺の店と比べて高い ような気もする。しょうが焼きとか、アジフライとか。  レジで支払いを済ませたら、五月末まで有効の百円割引券をくれた。なんだ それは。とりあえず使うのであれば天とじ丼以外を食べようと思った。  ヤマダ電器でDS「超執刀カドゥケウス」の廉価版を購入しようと思ったのだ が、もともと入っていたのかどうか、痕跡すらなし。さらにチェーンのゲーム 屋に行ったが、そこも姿無し。  もしかして発売日間違っていたかと家で確認したら、合っていた。  本の少し前には安価で中古落ちしている姿を良く見かけたものだがなあ。 
   4/25(水)  帰りに「新ゲノム」(古賀亮一)2巻を探したが、どこにもない。  発売日に見かけた時に買って置けばよかった。  ひそかなブームになっているのだろうか。    Wiiのリモコン電池がとうとう切れた。  いよいよ買っておいたエネループの出番か。  しかし、レトロゲー専用機化しているな。いい加減新しいゲーム買おうか。  ガンダムハンターか、ペーパーマリオ辺り。
   4/24(火)  先週行ったラーメン屋に立ち寄り、今度は蟹炒飯を頼んだ。  やはり、信じがたい速さで出て来る。注文があってから具材を刻んだりはし ていないからだろうけど、それでもえらく速い。  味付け自体は海老と変わらない。蟹肉だけ食べるときちんと味がするが、全 体としては蟹を感じない。美味いは美味いのだが、これなら海老炒飯を食べた 方が判別つくぶん良いか。いっそ、ナルトとチャーシューを抜いてしまうとい いのか。しかし通常でけっこうな量で、これで大盛りとかにするとどうなるの だろう。やや飽きかけるところでほぼ食べ終わるので普通で調度良い。  河出書房新社の「フェッセンデンの宇宙」(エドモンド・ハミルトン) が 届いていたので、まずは表題作と「追放者」を読了。フェッセンデンは今読ん でもぞくぞくとさせられた。追放者は途中でオチが読めてしまったが、星新一 なり眉村卓なりのショートショートを何百編と読んでれば、そうなるよなあ。  話としては好き。最後でぽんと向きが変わるような感じが。  某百合の人の影響で購入した訳だが、ネットで注文して翌々日には届くのだ から往年を思うと、凄まじい変化だとは思う。これは地方人ならではの感慨だ ろうか。近くの本屋で手に取れれば一番いいのだが。
   4/23(月)  普段縁のない方面に出掛けて、会社に戻らず直帰だったのであちこち寄り道 しつつ帰った。  とりあえず昼飯を食べ損ねたので早めに夕飯にしようと思っていたら、さる ラーメン屋の近くまで来ていたので寄ってみた。小さい店で老夫婦が二人でや っているそうなのだが、不定期で休むので、以前行った時にはすごすご引き返 す羽目になった。  今日は駐車場は空いていたし、客もなく、問題なく入店。  お勧めのチャーシュー麺を注文。  ぼうっとメニューを眺めていると、普通の炒飯と半炒飯と大盛り炒飯が目に ついた。それぞれ百円程度の価格差だったのだが、どれほどの量の違いがある のだろう。半炒飯がけっこう高い気がするが。  さほど待たずに丼が運ばれて来た。なるほど澄んだスープに、大きめのチャ ーシューが積み重なっていて美味そうだ。で、食すと、ラーメンブログで語ら れる通り、昔ながらの丁寧な味わい。思ったよりチャーシューが柔らかくなか ったが、なかなか。家の近くなら時々来たいものだが、ちょっと遠いなあ。  その後、ブックオフで何冊か購入。帰宅。  ニコニコ動画で「らき☆すた」三話鑑賞。  コメントなしだと多分、面白さの質が変わっているのだろうなとは思った。  エンディングの歌が、演技とか何とか打ち捨てて中の人が歌っているだけに なっているのが、妙に面白かった。  深夜の馬鹿力は、きちんと録音ボタンを押したが、ふと気がつくと三時の時 報になっていた。A面のみか。 
   4/22(日)  出掛けずに、何となくGガンの白眉、ギアナ高地の終盤を鑑賞。それからニ コ動で「クロノトリガー」のエンディング集を見つけて、全部観た。懐かしい。  しかし、音楽素晴らしいな。三枚組CDを引っ張り出したくなる。  魔王の城とか、今見てもぞくぞくする画面力。  ドットとかポリゴンでなくて、見せ方だなとしみじみ。  本棚のどこかにある筈の「壬生義士伝」を探していて、「夏期限定トロピカ ルパフェ事件」(米澤穂信)を発見。春季を読んだ時に続けて読もうと思って ついに見つからなかった代物。何故に本棚にあるのか不思議。  面白かった。  続きは書くのだろうな。  過去話、出会いやら小市民たらんとした契機とか読みたい。  解説で、前作からの進化を誉めていたけど、好みもあるのじゃないかと思っ た。前だって自転車の話がひとつの線でつながっていたし。  確か「氷菓」も見つけて保護していたと思ったが、どこにあるのだろう。
   4/21(土)  昼からぐるりと県を跨いでの遠征。  綾守竜樹の本が欲しくなりあちこち回ったり。  二次元ドリームス系は触手とか堕とか陵辱とかが濃厚なイメージであんまり 縁が無かったのだが、あちこちで追悼の言を目にして、非常に遅まきながら、 読んでみようかと思い立ったのだが、案外無い。それでも何冊か見つけて、途 中信号待ちなどの際に読んでみると、文章とか良いな。後は嗜好が合うか。  何故だか唐突に「どこでも遊び大全」のクエストの続きを再開。  そうか、かなり初期の将棋で止まっていたか。  順当に負けつつもスタンプを貯めて次へ。大富豪では圧勝。しかし、これっ て、大貧民から最初に札出すのじゃないのか。  さらに、相当久々の「大合奏!バンドブラザーズ」をセットして、ファイヤ ーエムブレムのテーマ曲を弾いて満足。さらに「メテオス」をあれこれプレイ。  良く出来てるゲームだと思うけどなあ、これ。
   4/20(金)  そう言えば、コンシューマ版の「Fate」はあるだろうかとヤマダ電器とか覗 いたが、存在の跡すら見られなかった。売れているのなら、それで良いが。  いずれ買うとは思うのだが、今買っても序盤眺めて積みになりそうなので、 物凄く欲しいという気分は正直無い。HFだけはどうなったのかかなり見てみた いのだけど。  声が無ければ、もう少し購買意欲が沸いていたかもしれない。声が付くのは 一向に構わないのだが、プレイ時間が長くなるのが辛い。声無し設定にすれば 良さそうだが、あると切るのが損した気分になるし、難しいところ。  とりあえずやりたくなれば、PC版を最初からなり、適当な分岐前SAVE地点か らなり始められるし、最初から全部、タイガー道場含めて、やれるだろうか。  それはそれとして、サイトに、ここの作品はPC版をもとにして書かれていま すとか注意書きする羽目になっていないといいけど。  
   4/19(木)  今月の「皇国の守護者」、随分台詞やらやり取りのシェイプアップが凄かっ た気がする。いろいろ除かれた部分で旨味あるシーンとかもあったのだが。  ただ、別の側面から見ると、取捨選択と構成の巧さは凄い。漫画で見た場合 違和感がないものなあ。海軍の話で、心なし新城が顔を綻ばせるのなんか、絵 ならではだと思う。来月のメイドさんが楽しみだなあ、と。  クラニンのプラチナ会員様特典の「チンクルのバルーンファイトDS」が届い た。早速ちょこちょこと遊ぶ。FC版はやった事がないので初めて。  なるほど以下に頭上を取るかというゲームか。  二画面でけっこうゲーム性変わっていそうな気はする。  しかし、あれほど露骨に他社開発の良点を吸い上げてきているSCEは、なんで クラブニンテンドーに相当する仕組みはとうとう作らなかったのだろう。不思 議な気がする。コンテンツを提供するのが主となっていると、自社で支えてい る所の違いだろうか。    メール確認していたらAmazonより「時をかける少女」DVD発送のお知らせ。  あれ、では先週だか届いていたDVDっぽい厚さの包みは何だろうと、開封して みると「グリムグリモア」初回限定盤だった。  いつ注文したのか憶えがない。  発注履歴を確認してみると、確かに予約している。が、代わりに注文してい た筈の「オーディンスフィア」が無い。その二つの事実から謎が解けた。でも 間違えるか、普通。  とりあえず慌てて予約注文して、後で泣く災いを回避。危ないところだった。
   4/18(水)  かなり美味い炒飯を食べた。   本格中華のというものではなく、ラーメン屋の上のレベルの炒飯。  注文して、セルフの水を汲んで、他のメニューを眺めていたら、魔法の如く 早く出てきたのも好感。エビが尻尾付で食べる時に厄介なのを除けば、文句は 無い。あとやや塩気が強いか。だが、味は良い。また行ってみよう。  夜の十時くらいに眠っていたらしい。  何か夢を見た。
   4/17(火)  何となくYMOのアルバムのジャケット裏を眺めて、「ライディーン」は高橋 幸宏作曲なのを知った。ずっと坂本龍一だと思っていたのだが。  峠というか山道を下る夢を見た。  時折、ダンプとすれ違ったりして、物理的に不可能な空間を潜り抜けたりし ていて、運転しつつ当たったらまずいなと思いつつも、他人事のように操作。  F-ZEROとかSTGで、意図せずしてすり抜ける感覚に近かった。  
   4/16(月)  休み。  長々と惰眠を貪っていても良いのだが、八時過ぎに起きた。  足の裏の指の付け根がまだ痛い。  天気もぐずついていたので、遠出はせずにぐたぐたとして過ごした。  昼前に一度本屋に行き、ジャンプなど読んだ後、「怪物王女」の既刊三冊を 購入して帰宅。昨日の引き出物の赤飯の残りと、買って来た肉屋のコロッケで 昼食にして、本を読んだり昼寝したりしていて時が流れた。  どうにも「怪物王女」は無駄にエロ描写が多いと思う。何故に足から飲ませ るのだ。あからさまな拘束姿とかもあれだが、何気ない部分にそっといろいろ と仕込んでほくそ笑まれている感じがする。   夕方近くから夜はニコニコ動画でいろいろ検索しつつ見ていたら、かなりの 時間が経っていた。  ナディア最終回は何度見ても良い。  ビデオで持ってるのに見るのは、コメントあるからだろうな、やはり。  それと関連して見たΝ-ノーチラス号の時のアフレコを宇宙戦艦ヤマトの浮上 の画に重ねる動画で、あまりのシンクロに驚嘆した。けっこう有名なんだろう けど初見だった。  それとアニメ「らきすた」を二話分鑑賞。絵の再現性凄いなあ。コメント見 る限りでは賛否両論みたいだけど、十二分にあの世界観を構築していて面白か った。ゆるゆるで特に起承転結とかなくていい作品だろう、あれは。  OPはそこそこ。知らなければハルヒの真似かと思ったかもしれないな程度。  おまけは素晴らしい。EDはかなり驚いた。続きモノなのか。と一話終わり。  で、二話見ると、かなり遊んでいてさらに面白くなっていた。このレベルで 毎回やってくれるなら、嬉しい。本編も良いが、おまけのヤサグレ具合と、ED がやはり素敵だ。良い仕事している。  役満DSのチャレンジ上級コースの半荘二回で両方二位以内というクリア条件 がなかなか突破できずにここ数日を費やしていたが、ようやく打破。  オーラスで自分が親の為、さっさと終わらせられずにいるうちに、大きく振 り込んでしまい順位落として終了とか、憤死したのが何度あっただろうか。  で、次の試練が、東風戦で一度も振り込まなければクリア。何の問題も無く 一回目でクリア。これはボーナスステージみたいなものか。  深夜の馬鹿力はきちんと録音して就寝。  あまり斬新な方向変更は無さそう。  葉書が来るからコーナーが終わらないのか、終わらないから葉書が来るのか。  
   4/15(日)  寝なれないベッドだからか、何度か朝までに目を覚まし、結局六時過ぎには もう起きた。  テレビをつけると光の国へ帰るウルトラマン何とかの雄姿。なるほど、旧作 ファンを掴むのはこういう描写かと思い、顔を洗い、七時半頃に一階のカフェ へ向かった。食事券を渡し、朝食バイキングに臨んだ。もうひとつ和食の店へ 行く選択もあったが、やはりここはバイキングだろう。  ベーコン、スクランブルエッグ、クロワッサン、温野菜などをとり、マンゴ ージュースと共に席へ。意外とカリカリベーコンは、何枚か食べると飽きるな と、軽く焼いたベーコンと食べ比べたりして、皿を空けた。とろとろのスクラ ンブルエッグがけっこう美味しい。好みとしてはもう少し固い方が良いが。  ついで、ご飯を軽くよそい、温泉卵を載せ、味噌汁と鯖の焼いたのと共に食 した。  これで朝食は十分だが、吉沢と成ちゃんが来るのを待つ事にした。  が、まったく姿を現さない。まあ、時間はあるしなと、コーヒーを飲み、焼 き立ての小さいホットケーキを突付いたりしてしばし寛ぐ。  日曜日なのにランドセルを背負って外を歩いている小学生の群れは何なのだ ろう。授業参観の時期でもないだろうし。  そうこうしていたら、二人連れ立って登場。  もう一杯紅茶を飲み、式を終えてからの予定など確認。  部屋に戻り、取り合えず風呂に入った。  洋式の風呂に入る度に、西洋人の合理性というのは嘘だと感じる。  シャワーがデフォなのかもしれないが。  身支度を整え、荷物をまとめ、集合場所へ。  しかし、時間になっているのに吉沢も成ちゃんもいない。またか。  しばし親類用の控え室前でスピーチの最終調整をしつつ待ち、それでも二人 とも来ないので電話をすると、まだ着替えている最中だと吉沢。  何だかんだで三人揃い、時間となり結婚式会場へ。  教会の礼服はなかなかいいなあなどと思っているうちに音楽、式が始まった。  しかし、登場時に新郎が笑いを堪え切れていないのはどうかと思った。笑み ではなく笑い。花嫁は文句無い花嫁姿だった。  結婚式という儀式は映像では断片的に見ているが、参列したの初めてだった ので、興味深く一連の儀式を鑑賞した。音楽の力がけっこう侮れない。  滞りなく、式は終了。指輪交換で新郎が右腕を出したのを除けば。  それと、式の中でところどころフルートの生演奏があったが、あれは何で妙 な笑いがこみ上げるのだろう。オルガンは何でもないのに。  賛美歌は二曲歌ったが、片方は「星の世界」と同じ曲である312番「いつく しみ深き」だったが、もう一方は馴染みのない曲で戸惑った。周りも同じよう だった。  披露宴は、総じてシンプルで間延びせず良かったと思う。  スピーチや親戚あいさつ、余興も、それぞれ数が無駄に多くなくあり難かっ た。食事は和洋折衷。フィレステーキを残しておいて、赤飯の椀のおかずにし て食べたり。  出席者の座席配置を見ると、職場関係が最小限で、親戚がメインであり、式 次第を確認すると、新郎新婦のプロフィール紹介とかが無い。それによって間 際になってスピーチの構成とか変更を余儀なくされた。新郎・新婦友人スピー チは比較的早めだったので、慌てて脳内で文章切り張り。 「まずは、長谷川○○くん、△△さん、ご結婚おめでとう。  私、新郎の大学時代の友人代表として、喋らせて頂きます、◇◇と申します。  しかし、長谷川くんとはかれこれ長い付き合いですが、○○くんなどと呼ん だのは初めてのように思います。かなり違和感があります。また、新婦の△△ さん、素敵なお名前だと思いますが、実は漢字も含めて私の母と同じ名前でし て、△△さんなどと呼ぶのが、何とも言い辛いですね。  さて、招待状を貰い挨拶を頼まれまして、長谷川くんの人となりを表すエピ ソードや、心温まるお話などすべきであろうとは思ったのですが、どうにも浮 かびませんでした。プロフィール紹介とかあるから良いかなどと考えていたの ですが、やらないと伺いまして、少々困っております。  まあ、長谷川くんと言えば、年少の頃から利発で、中学高校と優秀な成績で 卒業され、大学に入学して勉学に勤しみ、サークルでも中心となり、卒業後は 地元に戻られ、×××という地域社会に根ざした職業につかれ、富山のみなら ず東京まで股にかけ、入社時は新進気鋭の存在として頭角を現し、今では無く てはならない中堅層として日々過ごされている……などという事は、皆さんご 存知の事ですから、私が述べるまでも無いでしょう。割愛します。  冒頭で、大学自体の友人と紹介されましたが、彼とは単に大学・サークルが 一緒というだけではなく、そこの吉沢くんも含めまして、四年間下宿が同じで した。まさに同じ釜の飯を食べた付き合いな訳で、毎日のように互いの部屋を 行き来したり、大学の講義の後は学食にたむろしたりして、愚にもつかない話 を何十時間、何百時間してきたかわかりません。それで、卒業後はそう頻繁に 会う事は出来ませんが、ここ何年か毎年恒例で吉沢くん宅に呼ばれております が、出会っても一年の間などはまったく感じず、互いに「やあ」で済んでしま います。そんな関係を私は大事にしたいと思っています。  そうした長い付き合いを踏まえて、彼の人となりを述べれば、マイペースな 人間だと言えるでしょうか。これは自分本位に振舞うという意味ではなく、泰 然としていると取って頂きたいものです。そのマイペースな男が、結婚という 転機を迎え、やがては子供なども生まれて、それでも変わらないのか、それと も変化してしまうのか、友人としては楽しみなところです。  取り留めなく話をさせて貰いましたが、最後にもう一度、  長谷川くん、△△さん、本当にご結婚おめでとうございます。お幸せに」  だいたい、こんな感じだったが、多分ところどころ違う事言ってるんだろう なあ。終わった時にはほっとした。  披露宴が終わり、荷物を受け取り、ロビーへ。  駅に行って土産物など買って、だいたい調度良いかなと思っていたら、新郎 新婦が現れ、皆でコーヒーなど飲みつつしばし歓談。時間がやや危なくなった が、一人先には去りがたく、電車を一本遅らせる事にした。長谷川の小学校時 代からの友人氏にも正式に紹介された。ヘビメタの人なのか、ふむう。  昨日歩いてブックオフ二軒回ったというと、地元民に呆れられた。やはり尋 常でない距離だったか。  そうこうしているうちに吉沢の時間がぎりぎりになったので、成ちゃん共々 別れを告げて、三人でタクシーで富山駅へ。  まず普通列車で長野へ戻る吉沢を見送り、切符を購入し、成ちゃんと土産物 屋へ。白えびの塩辛などを購入し、高速バスで東京に戻る成ちゃんを見送り。  最後に鱒の寿司を購入し、少しぶらぶらしてから改札口へ向かった。  帰りの電車は風に脅かされる事も無く順調だった。  海は昨日よりも穏やかだったが、やや荒い。いつもこなにものなのかもしれ ないが。列車の左側で窓際と注文つけて良かった。  海から離れてから、昨日の収穫物「銀河ヒッチハイクガイド」(ダグラス・ アダムス)を取り出して読み始めた。越後湯沢から新幹線、さらに鈍行と進ん で読了。なるほど面白い。しかし、面白いのだが、期待が大きすぎたか。  アーサーが家を整地されるのに抵抗から地球消滅までのくだりとか、鬱陶し いロボットとか、宇宙飛行とか、地球についてとか、面白い部分は多いと思う のだが、いや、思い起こすと面白いな。  ただ、本家のラジオドラマなりテレビドラマを併せての面白さの気はする。  ストーリーはともかく、登場人物のやり取りとか味になる部分が抜けてしま っているだろうとは思うし、英語から日本語約された事で消えた言い回しやら 何やらもあるのではないかなあと思う。  とりあえずレストラン、クリケットと続きを読み進めるとしよう。  帰りに「らきすた」(美水かがみ)四巻と「怪物王女」(光永康則)一巻を 購入。何でわざわざ荷物を増やすのだか。  けっこう疲れもあったのだが、明日は休み取っていると思うと眠くならない のが不思議だ。昨日から今日にかけてはあまり惰眠を貪っていないのに。
   4/14(土)  富山県へ行った。北陸方面に行くのは初めて。  行くにあたりルートをいろいろと検討したが、越後湯沢まで辿り着いて特急 はくたかに二時間ほど揺られるのが最短と判断して切符を手配しておいた。  家を出て電車を乗り継ぎ、特に問題なく越後湯沢へ十時頃到着。  四十分ほど待ち時間があったので、少しぶらぶらとして、立ち喰い蕎麦屋を 発見。けっこう良さそうな雰囲気。立ち喰いとしてはやや値段が高いが、半端 な時刻にも関わらず客が次々と来ていて、知る人ぞ知る店ではと推測。  朝はほとんど食べておらず、昼は一時頃になるのでつなぎとしては調度良い と判断して、天麩羅蕎麦を注文。受け取り、七味を入れて食した。蕎麦がやは り質が良い。かき揚も桜海老が入っていたり。満足してホームへ。  列車はもう待ち受けていたので、コーヒーでも買って乗り込むかとキオスク へ向かい、しばし考えてサントリーの何たら言う缶ビールと柿の種辛口を購入。  列車の旅行でアルコールを摂取した事が無かった事に気づいた為。  ほどなく走り始め、何度かトンネルを抜けたりしつつ、広い田んぼが広がる 新潟らしい光景が車窓より見えた。  ぼんやりと眺めたり、ディーヴァーの「クリスマス・プレゼント」を読みつ つ、ビールを飲む。  順調だ。天気もそう崩れていないしと思っていたら、走り出して一時間ほど たった頃か、動きが止まった。右手には広がる田んぼ。左に目をやると雪をか ぶった山並みが遠い。特に気にもせずにいたら十分ほどでまた走り出したが、 動きがのろい。車内放送があったが、小さくて聞こえない。とりあえず事故や 故障ではないらしい。  駅に着き、今度はきちんとした説明があった。  強風でダイヤに乱れがあり、大幅に遅れているとの事。風といっても晴れて いるし、そんな嵐でもあるまいにと空を見ると、今まで気づかなかったが、雲 がけっこうな速さで動いていた。なるほど。  到着予定時刻ではなんだかんだで一時間の遅れとなる見込みとの事だが、な かなか出発しない。ようやく走り出したが、妙に低速走行。  これでちゃんと着くのかと思ったら、案の定到着時刻はその後変わり、結局 二時間遅れになった。直江津でしばらく止まっていたし。蕎麦食べといて正解 だった。  ただ、はくたかの旅自体は良かった。何より海の傍を走るのが。日本海側の 景色は、関東での太平洋のそれとは違った魅力がある。今回、強風の影響で波 がやたらと高く、テトラポットにぶつかる時の飛沫とかが凄まじく、だんだん と曇天になってきたことと相まって、冬期の日本海といった風情。凄く見てい て和む。出来れば、浜辺で潮風にあたりたいくらい。大学の時に、何度か行っ たっけなあ。  三時ちょい前に富山駅到着。  とりあえず昼食にしようと、駅ビルの食堂エリアに行った。本来は町中で現 地の人が行く店に行った方が当たりは多いのだろうが、もう閉まっている可能 性が高い。白えび天丼というのに惹かれ、和食の店に。甘えびくらいの大きさ だろうか、幾つも揚げて飯にのせられていた。なかなか。  外へ出ると、けっこう風があった。  まずはホテルに行くかと、指定された全日空ホテルへ。  途役所の堀とか桜を眺めながら歩き、十分ほどで到着。  チェックインしようとカウンターに行き、「長谷川で予約してある」という 言葉を思い出し、名前を告げると、予約は入っていないとの返答。正確には明 日の予約となっていると言われた。変更しようとして、訊き返した。 「明日、ここで長谷川で結婚披露宴入っていますね? そうですが、で、その 客の分で何人かまとめて前泊の予約がされている筈ですが。ええ、そうです。 そのうちの一人です。ええ、新郎ではありません。○○です。そう、それ」  無事チェックインして、ふと振り返ると新郎の姿。  最後の打合せらしい。貴様のせいで一苦労だと文句を言って貴族から囚人の 身に転じる前の最後の会話をして別れ、ポーターと共に十階の部屋へ。  スーツを吊るし、荷物を整理し、プリントアウトした地図を取り出し、さて 外へと思ったらカードキーが見当たらない。うろたえて鞄から服のポケットか ら探し回っても見つからず。途方にくれて、着ていた上着の裏地にでも潜った かと手探りしていたら、普段はまったく使用しない胸ポケットの中から発見。  何故に。  ともかく、地図を片手に古本屋回りに出発。だいたい三時半過ぎ  まずはホテルの近くの個人経営の店に。歴史書中心らしく、棚を覗いている となかなか楽しい。ちくま文庫の中島敦全集全三巻に心揺らいだが見送り。  ついでブックオフ黒瀬店へ向かったが、思ったより遠かった。わざわざ変な 道を通ったりもしたが。店はけっこう大きくゆっくり見ていたかったが、効率 的に回り、「天になき星々の群れ―フリーダの世界」(長谷敏司)を保護した り何冊か購入したりして、今度は山室店へ向かった。  途中で中古ゲームショップ覗いたりしつつ、もう少しで到着という頃に電話 があった。六時過ぎくらいか。吉沢からで、成ちゃんと共にホテルのロビーだ と言う。意外と早く着いたな。  今、ブックオフに向かう途中であり、用が済んだらタクシーを拾ってそちら に戻る。落ち合って夕飯を食べに行こうと伝え、暗くなった道を再び歩き始め た。正直、足が痛い。革靴だしなあ。  ブックオフ山室店は勇壮な構えだった。多分パチンコ屋を改装した建物。  時間が無いのでざっと棚を回り、河出文庫の「銀河ヒッチハイク・ガイド」 シリーズ1〜4巻を発見。前から読もうと思っていたので、良い巡り合わせと 判断し購入。他にも何冊か。あと三十分くらい欲しいなあと思いつつ店を出て、 さてどうしようと考えた。これまで、タクシーの姿などまるで見ていなかった から、容易に道で拾うのは困難と思われた。どっかその辺の呑み屋にでも立ち 寄って、最寄のタクシー屋を教えて貰おうかと思案していたら、客を乗せてい ないタクシーが。回送となっているが、ものはためしと手をあげると止まって くれた。ブックオフを出て五分と経っていない。  ホテルまでと告げて、背を座席にあずけた。足が痛い。  歩けば遠いが、車だとあっという間だろうと思っていたが、これが案外時間 が掛かる。いつしかメーターが千円を超えた。息を呑んでいると、やがて千五 百円を超え、ようやく到着。  肉体的疲労と精神的衝撃に耐えつつロビーへ。  吉沢と成ちゃんと再会。吉沢とは最近も会っているが、成ちゃんとは一年ぶ りか。とりあえず再会を祝し、外へ。  成ちゃんの嗅覚にまかせたら、裏道裏道へと向かい、一軒の飲み屋へ。  様子を見ると、カウンターに三人空きがあったので、とりあえず入った。  黒板に出来るものが書いてあるスタイル。値段がまったく記していないのが 少々気になるが、なかなか良い雰囲気。「味いちもんめ」辺りを彷彿。  とりあえずビール。それから刺身の盛り合わせやらこのわたやら、てんでに 注文した。魚でも何かと黒板を見ていると、げんげ鍋というのがあった。村松 友視の「ダーティヒロイズム宣言」だったかで触れられていてずっと記憶に残 していたので、良い機会だと注文。  刺身も焼き魚も、コラーゲン豊富な深海魚のげんげ鍋も美味しかった。  さらに、魚や山菜などの料理の名前の中でさりげなく異彩を半っていたメニ ューに、くま鍋というのがあり、これは何だと訊ねたら、山にいる熊肉の鍋だ と言われた。吉沢、成ちゃんと合議の上、注文。  しばし待って出された、くま鍋は、牛蒡やらじゃが芋やらと合わせて煮込ま ていたが、非常に美味しかった。汁がまず美味い。全部食べつくしたかったが 残った汁に氷見うどんを入れたらどうかと主人に言われ、お願いした。掻き玉 にしたうどんがまた、美味しかった。  場所柄、地元の馴染み客が多いようで、我々が他県から結婚式に来たと言う と、主人はイカのつまみをサービスに出してくれたり、冬篭り前と後で熊肉の 味は違うという講釈やら、熊の油は傷薬として優れているといった話をしてく れた。満足して店を出た。けっこういい値段であったが。  もう一軒寄ろうかという話になり、うろうろして結局イタリアンとカクテル みたいなメニューの店に。うってかわってピザだのドリアだのを注文。  何故か、知人に電話をかけ回る展開に。  酔い覚ましに缶コーヒーを買って、ホテルへ戻った。  何だかんだで十一時頃だった。  風呂は明日にして、眠り。   
   4/13(金)  明日から一泊、場合によっては二泊で富山行きで、旅支度をする。スーツを 持って行く関係でいつもの鞄が使えず、けっこう容量がなく苦労した。  帰りは引き出物の手提げが増えたりするのだろうなあ。  最初、式用に革靴持って行こうと思っていたが、嵩張るので履いて行く事に した。結果的には失敗。長く歩くのにはむかない。
   4/12(木)  普段あまり行かない地域に仕事で出掛け、そのまま直帰になったので、ブッ クオフを回ってみた。いろいろと収穫。  わかつきひかるの本数冊とか。「永遠の君へ〜隣の妹」がけっこう良かった ので。さらに言えばクラザメさんがサイトで触れていたからだが。影響受けや すいな。それにしても本の粗筋見る限り悉くソフト系で後ろでご主人様か、良 い作家だなあ。  帰りはナビに頼ったが、まったくどこを走っているのやらわからない誘導を され不安になってきたところで、既知の道に辿りつき、少し驚いた。
  4/11(水) 「バッカーノ!1934」の完結編を読み返していたら、獄中編と娑婆編も読みた くなったのだが、姿が見えず探すのに一苦労した。  なるほど、ここでこう繋げているんだとか気づいた。  しかし、やっぱり「バッカーノ! 1931? 回送編」読んでいないと、説明が 足りない部分があると思うのだが、いいのだろうか。  まあ、知らなきゃ知らないで、そのうち何処かで補完されるのだろうで済ん でしまうのも確かだが。  
   4/10(火)  昨日録音した深夜の馬鹿力のテープを流しつつ車を走らせていたが、あまり 期待していなかったのだが、深夜徘徊の独り言が案外良いな。  よくよく考えてみると、要は伊集院のフリートーク、それも生ではなくて何 時間かの抜粋だから面白くない訳が無い。自分が話した内容についての、放送 中の補足やら感想もなかなか。通常コーナー無しで、これだけで二時間で良か ったと思う。まあ、来週新コーナーが幾つか出来る事で、壁とか渡辺校長とか 今回が最終回になるのなら、それはそれで。  どうにも眠くて日付変わる前に意識喪失。  
   4/9(月)  何の気なしに本屋に寄って「バッカーノ!1934 完結編」(成田良悟)発見。  もう出ていたのかと慌てて購入。もっと寄り道していく予定だったが、即帰 宅して、後は飯を食いつつも没頭。休み無くラストまで。  感想として、面白かったの一語。  初登場時に印象良くなかったキャラががんがん好感度上がるマジック。  吸血鬼の人とか。  義手の人とか。  しかし、うまくまとめたな。  まとまってない気もするけど、力技で。  よく考えると話としてはさして進行が無いのだけど、まるで気にならない。  この調子でキャラ増やしていくと、最後は何百人くらいになるのだろう。  アイザックに妙な神性を付加しようとしているようでちと気になるが、それ ほど意味はないのかもしれない。ただ、エルマーともし出会うと、何かが始ま るような気はする。
   4/8(日)  唐突に「F-ZERO X」をやりたくなり、久々に64起動。  ブルーファルコンでしばし遊んだ。  面白い。こんなに面白かっただろうか、F-ZERO X。  スティックで動かし、弾くのがえらく快感。  GC版の超絶さと比べればいろいろと欠けるのが、かえって部分部分での凄さ を感じさせている。  発売の頃は、SFC版への心酔が強すぎて、正しく認められなかったのかもし れない。あの、ゼロコンマ何秒の差異に没入した初代と比べると、大味な感じ もしたしなあ。自分でハードごと買ってやり込んだならともかく、店先プレー だったのも大きいか。  しかし64のゲームってVCで出ても、操作感覚は圧倒的に本物が勝るのが、良 いのか悪いのか。  面白いと薦められていた「麗しのシャーロットに捧ぐ―ヴァーテックテイル ズ」(尾関修一)を購入。夜に読み始めて、そのまま最後まで。  確かに面白かった。富士見ミステリー文庫という概念が揺らぐほどに。  幾つかの伏線とか謎が後で生かされ、細かい部分の布石で「ああ」と納得さ せられる。巧い。構造が入り組んでいて、ちょっと読み取れてない部分もある と思うが、虚実がはっきりと捉えられないのも、ある意味効果になっている。  表紙のメイドさん絵とかまで、後で見ると罠に思えてくる。  人形の扱い方、描写とかは秀逸だなあ。  難を言えば、やや詰め込み過ぎ。骨格はきちんとしていて、肉付けも良いと 思うけれど、使い切れずに余った素材が幾つかある感じ。もしかして、同一世 界やら、さる登場人物を活かしてのシリーズとするのかもしれないが。  それと、話の先が気になりすぎて、余り怖さは感じなかった。急いで読みす ぎたからだとは思う。  凄い人は次から次へと出てくるものなんだな。
   4/7(土)  VCに「ヘラクレスの栄光V」が来たと聞いて、立ち上げて購入。  OPが懐かしい。乗り移りシステムを模したと見られるWのOPも秀逸だったけ ど、こちらの方が思い入れが大きい。  で、町の音楽としてRPG史上屈指の名曲が流れ……で、少し首を捻る。  あの胎内回帰願望を猛烈に刺激する調べはこんなだっただろうか。  思い出効果か、それともCDの音楽を聴き過ぎたせいか。  やっているうちに馴染むだろうけど。
   4/6(金)  自動車の免許証の書き換えに行って来た。  いろいろと搾取されているなあ、国民はと思った。  普通ならせいぜい80円程度の紙コップの自販機のジュースが100円だったの も言語道断だ。  講習のテキストにちびまる子ちゃんのキャラが使われているのも、地味に 嫌な感じだ。余分な金を払っている気がする。  三年後にまた行かないといけないが、少しは改善されているだろうか。ど うせなら唐沢なをきとか荒木飛呂彦辺りを使って欲しい。  「『アリス・ミラー城』殺人事件」(北山猛邦)読了。  クロック城、瑠璃城ときて、随分とオーソドックスな設定と筋立てになっ たものだと驚いた。孤島に集まった男女が一人ずつ殺されていくなんて話は、 ありそうであまりないのかもしれないが。  登場人物が「そして誰もいなくなった」を挙げていたけど、どちらかと言 うと「六角館の殺人」を連想した。探偵だし。  話としては凄く面白かったし、一応は仕掛けにも驚かされたのだけど、少 々評価が微妙。仕掛けの伏線でスルーした処はあるのだけど、気づいて変だ なと思った処も幾つかあった。その部分を作者の筆力や技巧によって押さえ 込んだのであれば感心するのだけど、どちらかというと前作・前々作の影響 で気にとめなかっのでちょっと割り切れない。幽霊が本当に出ようが、死人 が生き返ろうが、人形が歩き出そうが、別段不思議でなさそうだから。  全然違和感を覚えさせなかったのなら良かったのだけど、不自然な部分は あったからなあ。北山猛邦で最初に読んだのがこれなら、多分まったく評価 は異なっていたと思う。そこはかなり惜しい。  といった部分はさて置いて、犯人の動機に、なんだこれはと思いつつペー ジを閉じたのもマイナスになるのかなあ。なんだ、あれは。  序盤の方の探偵同士の議論とか、中途半端に終わっているのも残念。特に 伏線として有益でもないし。単に会話としてのやり取りであればきちんとし て欲しかった。興味深かったのに。
   4/5(木)  素直にバキVSオリバが始まったので意表を突かれた。  でもたいして期待の持てる組合せではないなあ、どっちが勝とうと。  これが花山VSオリバとか、独歩VSオリバとか、烈海王VSオリバとか、オー ガVSオリバとかなら、どんなにかわくわくしただろう。  つまりは主人公が悪いのか。
   4/4(水)  本屋で「クレイモア」(八木教広)十二巻購入。今月とは認識していなか った。アニメ合わせもあるのだろうか。本誌先月号分まで掲載しているし。  そう言えばアニメは寝過ごして見れなかったなあ。出来はどうだったのか。  コミックスは過去話、新展開と情勢変化の芽はあったが、比較的緩やかな 状態だろうか。そうでもないき気がする。  月刊ジャンプ休刊でどうなるのだろうか。  ライトノベルとの融合を云々というあまり将来性を感じない後継誌に移る にしても、大きく間が開くのはマイナスだしなあ。まかり間違って週刊に来 ても、今とは変質させられるだろうし。となるとウルトラジャンプ辺りが良 いのか。違和感は無いな。  
   4/3(火)  早く上がれたので本屋に行って「刀語 第四話 薄刀・針」(西尾維新) と「超妹大戦シスマゲドン」二巻(古橋秀之)を購入。両方読了。  その前に「涼宮ハルヒの分裂」(谷川流)を読み掛けたが、あとがきを探 したら無くて、何やら次に続く風の事が書いてあったので後回しにした。  とりあえず「刀語」は話としてはどうかというのはさておいて、お姉さん が素晴らしいので、姉ポイントを大幅に加算しておく。これはいい姉だ。邪 悪な笑みが堪らない。ラストの未来提示に痺れる。楽しみだ。  メインの最強剣士錆白兵との戦いは、賛否両論あるだろうが、ありと判断。  どうせならもっと引っ張っていって、十巻辺りまで取っとけば良いのにと は思ったが。  出会いそうで出会わないとか、行く先々で恐るべき剣技の痕跡を見出すと かいろいろと血戦に向けての煽りが出来たろうに。  死亡フラグのネタとか好きなんだが、プロがやるもんでもない気はする。  せめて地文で指摘したりとかやめた方が良いが、地文とも語りともつかぬ 文章自体が何らかの物語構築に寄与しているのかもしれない。  続きも楽しみに待つ。  でも、こんなの許されるのはアマチュアか唐沢なをきくらいだよなあ。    続いて「シスマゲドン」二巻に取り掛かったが、ちと微妙。  石川賢は石川賢だから許されるのだと思うし。  面白いは面白いのだが、敵組織とか設定引いていたのに一巻の最初と最後 以外はあまり意味が無いのが残念だった。連載だったから、その辺はいろい ろあったのかもしれないけど。何か本大会前に自チームの紅白戦だけで終わ ってしまった感が漂う。  まあ、妹モノなので、それだけで評価が辛くなってるかもしれない。アネ マゲドンならそれだけで支持したろうし。  ちりばめた小ネタとか、戦闘とかは面白かったので良いのだが。  巻数が足りないのか。一巻のインパクトがあり過ぎたか。何だか惜しい。  それと今回の「極道めし」、このまま連載続くとは思わなかった。  おせち獲得の勝負だけで終わっても綺麗だったと思うのだが、これからど んな展開になるのだろう。想像も出来ない。  二巻発売時には、「おまえは茶碗蒸し取られた筈だろう」とツッコミたく なる1コマは直して欲しい。  後はどうでも良いがカップ麺の蕎麦が天麩羅でなく揚げだったのが、少し 意外だった。関西だからだろうか。去年の回想シーンとかでは天麩羅だった のに。
   4/2(月)  今回は深夜の馬鹿力聴取できた。  スペシャルウィークの告知がまっとうだったのが少し寂しい。  嘘予告というか馬鹿予告をまず行ってからちゃんとした説明に入るのが伊 集院であろうに。どちらかと言うと二週目の新コーナー企画の方に期待か。  今でもそう組合せは悪くないのだけど、ダメ人間だもの系のが加わると嬉 しい。伊集院島は正式に終わってしまったのだろうか。  笑い飯は先週で終わっていたのか、知らなんだ。  月が変わったので「刀語」の新しいの出ているかと思ったが、まだ無かっ た。明日なのか。とりあえず場所によっては書店に出ていたようだが。
   4/1(日)  更新作業。  本当は四月馬鹿企画とかやりたかったが見送り。  しかし今日新作UPしましたとか言っても嘘だと思われるのか。理不尽な。  「超妹大戦シスマゲドン」一巻(古橋秀之)を読んだ。  馬鹿でいいなあ。  ドリル妹とか触手斬撃型妹とか百人単位で現れる妹とか、あまりに馬鹿だ。  いろいろとしこまれている小ネタも良い。  最終決戦で現れるであろう妹もどう使うのか。  ただ、二巻で終わるのか、これ。  先月末に購入即読みしていた「マリア様がみてる あなたを探しに」(今 野緒雪)を読み返してみた。  長引いていた妹話がようやく収束にという点は置いておいても、ここしば らくでも面白い巻だと思う。白、黄、紅と話が動いているとやはり違う。  次こそはロザリオ渡せるだろうか。  そうなると次は卒業話になっていくのか。  気がつくと毎回出過ぎだと言われた先代の白の人が出なくなって久しいな。  次世代妹出揃いの辺りで、出てきそうな気はする。  
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