不定期日記 2008

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   6/30(月)  ヘルシング、だんだんと片付けている感はあるのだけど、消えちゃったアー カードはどうするのだろう。  すっぱり切っちゃって、新ヘルシング機関の最終兵器として婦警がついて終 わりでもそれはそれで何とかなる気もするけど。マスターを探しに行きますエ ンドとかあまりあわない気がするし。それとも何かとんでもない新展開になる のか。過去偏に行ったまま延々と続くとか。しかし、ナポレオンからヘルシン グの並びって、他の雑誌では類を見ない何かを感じる。  肉屋で揚げたての串かつを買ったが、珍しいものだった。どこの肉かはとも かく、ある程度の大きさの塊が玉葱と交互に串に刺されているのがポピュラー だと思うが、肉が豚しゃぶとかで使いそうな薄いもので、それを畳んで塊状に して刺してある形状だった。いつもこれなんだろうか。それとも肉の在庫に応 じていろいろ変わるのか。一見さんだから、本物は出されなかったのか。  バンブラ、ちょこちょことダウンロード出来る曲が増えてくるのが楽しい。  ドラクエとかMOTHERとか、やっぱり抗えない。  
   6/29(日)  宅急便を出しにコンビニに行って、「酒のほそ道」のコンビニ本夏用を見つ けて購入。コミックス未収録の話が十何本か収録との話だったが、確かに見た 事のない話がやたらと多い。普通のコミックス出せるんじゃないかと思える量 だった。古いもので絵としては今と差異あるものが多いのも確かだったが。  しかし、何か問題があった話とかでないなら、何でコミックス未収録をこん なに残しているのかが不思議。秋とか冬の話でも、何話かはストックあるのだ ろうし。  ついでに本屋でヤンジャン増刊の制コレの写真集をざっと確認。鳴子ハナハ ルとか石黒正数とかの名前が広告で載っていたので気になっていたが、これく らいなら見送りでいいか。  短かい時間でちょこちょこと出来るので、何だかんだでバンブラDXをけっこ うやっている。一曲やる毎にセーブがあるのがちょっとうっとうしいのと、曲 が増えると単に曲送りで選ぶのが面倒なのを除けば特に不満はない。  後は歌詞がある曲は普通の演奏の時も流してくれればありがたかったが。
   6/28(土)  朝からバンブラDXのダウンロード用の曲を一通り確認。試聴した上で気に入 ったものを落とせるのはありがたいが、落とすほど好きな曲だとさわりだけで なく全部聴いてしまったりするので、何だかんだで時間がかかる。  任天堂の初期設定だけでなく、もうちらほらと投稿作品が混ざっているのが 驚いた。速いなあ。「残酷な天使のテーゼ」とかもう何も考えずにDLするのは すり込みだろうなと思うが、具体的には何の何に対するすり込みなのだろう。  それと「HIGHWAY STAR」とかもDLしたものの、ビギナーレベルでもまるで弾 ける気がしない。  最近場所が移転したブックオフ、駐車場とかも広くなって客が増えたのもあ るのだろうけど、いまだに本の棚とかCDの棚とかに入れ替えやら補充にやたら と店員が溢れている。  仕事だし、棚を整然とされて客側も不利益をこうむる訳はないのだけど、何 か所も通路を塞いで、実質横を通るに通れない状態にしてるのもどうかと思っ た。本が見難いくらいなら仕方ないで済ませるけど。
   6/27(金)  午前に出先に行っていて帰りに昼になったりで、近場の店で昼食。  昼はパスタやハンバーグなど手軽なものをお得なランチメニューで出してい るのだが、原材料高騰とかの影響か、記憶してたよりだいたい値上げ傾向に。  ナポリタンを食べようと思っていたのに、メニュー自体がば姿を消していて もう少し価格帯が上のもののみが並んでいた。  じゃあチキンのカチャトラでも食べようかと見ていて、チキンの代わりにハ ンバーグを使ったメニューを見つけた。デミグラソースに肉を浸して、野菜や 卵で周りを固めてチーズを載せて焼くという一品。前には通常メニューでしか 出していなかったが、いつから加わったのだろう。ランチメニューとしてはい ささか高めだが、本来の値段からすると安いという値段。とれあえず注文。  名前は同じでも値段が下がっている分、しめじとか卵が姿を消しているかも と危惧したが、変わらぬ姿で登場。きっちりオーブンで焼いていて熱くて美味 い。ただ、パテが前はもっと柔らかかった気がする。妙に食感がきちりとして いる。肉が違っているのか調理方法に変化があったのか。むしろ食べやすくな っているのだが、少し違和感があった。  サイトからAmazonにお勧めをいくつか張っているが、この所の人気は「少女 マテリアル」で、はやたらとクリックされている。しかしされている割に誰一 人として購入には踏み切らないので、何か注文ページに地雷でもしかけてある のだろうかと見てみたら、今現在予約受付をしていなかった。  謎はとけたが、何だこれは。本当に発売されるのだろうな。少し不安になっ てきた。まだ発売まで1月はあるけど、中年先生の初コミックスなんかも今日 時点でAmazonでは存在しない事になっていたりするし。
   6/26(木)  刃牙、ピクルの研究の重要性を語るのはいいんだが、蘇生してから今までの 間、何もしていないのだろうか。生態観察しているより、採取した肉片でも何 でも幾らでも手をつけるところはあるだろうに。  ジャンの方はどうも大会の間何かが足りないなと思っていたが、胡散臭い連 中が押し掛けてきて料理作っている今の様子見て、何が足りないかわかった気 がした。米を主食でなく野菜として捉えている国の方が多いんだぜという言葉 があったが、採取量とかの違いにはまったく触れない辺りがよい詭弁だなと感 じた。味皇様が言えばなるほどと頷いたろうけど。  へうげもの、宗匠の大名達への働き掛けの姿を描いている。単に暗躍して失 敗して切腹につながるという流れだけではなくて、これが埋毒のように作用し て、さらに先の関ヶ原や大阪の陣につながるような流れに……などとふと思っ た。もっとも毛利は西方の大将ではあるが。いや、むしろわざわざ毛利にした というのにも意味が。  帰りに「大合奏バンドブラザーズDX」購入。  意外に新作コーナーにないぞと思ったら、レジ裏に積んであった。  家で少しだけ触れてみた。  自分で選択してダウンロードするのが売りではあるけど、初期設定の収録曲 だと少し寂しいな。それでいて曲選ぶのが、前と比べてやり難い。  とりあえずビギナーで何曲か演奏。さすがにボタン一個だと楽だが、それで も奏でているような気になれるのは良い感じだと思う。  前作も牽引したりするといいなあ。応援団の時のように。
   6/25(水)  今週の仕事の山場。  薄氷踏む思いだったが、何とか歩ききった。  明日もいろいろあるはあるが、後は流していけるな。  甘味処で求めた「豆甘露」を食べた。豆の質も寒天もなかなかだったと思う のだけど、持ち帰り用のプラ容器が大きく、入っている量がえらく少なく見え るのが寂しい感じだった。あんみつとかところてんとかもっと嵩のはるものも 同じ容器だからだろうけど。  クラブニンテンドーのDSLプレゼント企画の要綱を確認した。  新作を買ってすぐに登録していた人間は、手持ちが無いという意味で不利で はないのか。別に損している訳でもないのだが、少し引っかかった。  とりあえずバンブラDXのを置いておいて、ルクスペインのとか幾つか積んで いるのを探せば、二口くらいは応募できるか。
   6/24(火)  何となくドラマの「おせん」眺めていたが、まさか原作の話を追い抜くとは 思わなかった。というか、原作の鰹節話ずっと中断中だがどうなっているのだ ろう。「軍鶏」みたいになるのか。  それにしても、全話きちんと観た訳ではないけど、これも原作陵辱ものだっ たなあ。一升庵のこじんまり振りもそうだけど、おせんのキャラクターがまる で違うのが堪らない。なんで気風のよさとか微塵も見せないのだろう。  しばらく止めていたヘラクレスをまち最近ちょこちょこやってアキレスに会 ったり、王女を救ったりしているが、やっぱり面白いな、これ。  敵と会うたびに少しげんなりさせられるのを含めて、慣れてくるといろいろ と考えているのが見えてくるし。  ヘラクレスのキャラクターも何とも味わいあって素晴らしい。こういうバー サーカーならFateもだいぶ違うだろうにと思いつつも、先でどんな展開が待っ ているのやら。 
   6/23(月)  テレ朝の「Qさま!!」見て、前に伊集院がラジオで話していた小出真保との 絡みってこれかと納得。特に不自然さもなかった気がする。それより林家正蔵 と絡む時に何事も無いように話しているのが何とも面白かった。  しかしこれ見たおかげで伊集院分が満ちたのか、特に眠くもなかった筈なの に、十一時前くらいに寝てしまい、あっと目を覚ましたら深夜の馬鹿力は終わ っていた。
   6/22(日)  だらだらと「水惑星年代記」「続」「環」「翠」「碧」と読んで過ごした。  面白い。  もとはるが勧めていたのでどんなものだろうと思っていたが、まっとうだっ た。ああでも委員長タイプの眼鏡少女はいたな。アリスっぽいのも。  こういうの毎月描いているのか、続いて本になって、さらにそれを読んでい る人間もちゃんといるのかと思うと、なかなか捨てたものでないなと思う。  一編一編はわかりやすいし面白いのだけど、全体としての時間と空間的なあ れこれがちょっとわかり難い。だんだんとパーツの場所がわかるようになるの かもしれないが。きっちりわからなくても良い気もする。  前に鶴田謙二の「スピリット・オブ・ワンダー」に例えていたのを見た記憶 があるが、読んでみてなるほどと納得。テイストが似ている。ただ、読んでい てより頭に浮かんだのが星野之宣の「2001夜物語」だった。自在に宇宙を行く 「2001夜」とは違うといえば違うのだろうけど、星と宇宙に対する憧憬みたい なものが似ている気がする。「凪と波」みたいな話もあるし。  しかし、国家事業でなくて個人が、民間が、ロケット打ち上げたりするのは 野田元帥が好きそうな話だ。  五巻出たばかりか。しばらく六巻は出ないな、残念。
   6/21(土)  何件か本屋回って「水惑星年代記」(大石まさる)の既刊五冊入手。  電撃大王が出ていないので確認したら、発売日変わるのか。  夜に「すべらない話」観てから、テレビつけっ放しにしていたら「ハチワン ダイバー」が始まったのでそのまま観た。  意外と面白い。けっこうあの世界を再現している。最初から観てたらどうか はわからないけど、今回前半部分は良かったと思う。京本正樹の斬野だけで、 いろいろ許せる気がする。人形師で京本正樹、素晴らしい。受け師さんもけっ こうはまっている。  しかし、後半は独自展開だなあ。妹って何だ。鬼将会関係と戦ってラストと する訳ね。  
   6/20(金)  米澤穂信の特集だったので「野生時代」購入。  久々の古典部新作を堪能。最初もっと黒い話かと思ったが、そうではなかっ たか。どちらにも出来た気もする。  恩田陸との対談も「100冊の物語」も面白かった。何冊か読んでみようという 本が出てくるな、どうしても。 
   6/19(木)  今日発売の「酒のほそ道」二十三巻(ラズウェル細木)を買いに本屋へ行っ て、ついでに「金色のガッシュ」の最終巻も読んできた。出たという事にまず 軽い驚き。改めて最終回までの一冊分をまとめて読んでみると、盛り上がって なおかつ当初引かれた目標に対してきちんと辿り着くという稀有な終わらせ方 に感嘆した。連載で読んだ時よりある意味来るものがあった。  盛り上がって終わったマンガや感動的なラストのマンガは幾つもあるけれど、 連載中の小目標を何度もクリアしているうちに、よくわからないラスボスが急 に出てきたり、全体通すと何でここが終局なんだろうって形になっているもの の方が多いし。初の連載作品を堂々たる完結にできたというだけでも素晴らし い事だと思う。次回作、どこでどんなのを描くのだろう。  酒ほその方は、つい最近読んだのまで収録されていたが、少し古いと思える のも収録されていたりと、一冊の中で春夏秋冬それぞれの話を収録するという のも難儀だなと思う。  しかし平然と宗達がクーラーつけている話があったが、前には否定派だった よな。クーラーが無かったが故の強がりだったのかもしれないけど。  豚汁食べている話がやたらと美味そうだった。
   6/18(水)  所要で東京行き。  昼過ぎには自由になったので、高田馬場に行ってみた。  ブックオフ二軒覗いた後、早稲田方面へ。  なるほど食べ物屋いろいろあるなと思いつつ歩いて、鳥やすに入ってみた。  焼き鳥丼を食べたが、焼け具合が絶妙で美味だった。ちゃんこ汁がつくとあ ったが、ワカメの味噌汁につくね団子が一個入っているだけのような。それは それでいいのだけど、丼が出る前にそれだけぽんと出されてもどうしたものか。 豆腐とか漬物とかならまだしも、汁物だけ先に手を出すのは変だろう。    食べ終わってまた坂を上って行くと古本屋が何軒も現れた。順番に覗いてみ たが、けっこう特色があって面白かった。学術書とか多いのは早稲田近くだか らなのだろう。ラテン語の辞典あれば欲しかったが、見つからず。それと王陽 明の「伝習録」はちょっと欲しかったが見送り。買っておけば良かったか。  地下鉄で要町まで。ブックオフに寄って荷物を少し増やし、とらのあな目指 して歩いた。さすがに平日で空いていたが、ほとんど買う物はなかった。鳴子 ハナハル「少女マテリアル」で予約特典で小冊子とのポスター見て、東京人は いいよなあと思いつつ外へ。  北千住まで行き、天七でレモンサワーと串揚げ幾つか。一杯だけなのに酔い が回るのが早かった。チーズの揚げたのが絶品なのと、妙にここで食べるとキ ャベツが美味い。さっと食べて呑んで店を出て電車へ。  行き帰りの車中で「天使の囀り」(貴志祐介)を読了。  やっぱり読み進めさせる筆力が尋常でない人なのだな、一気に読んだ。面白 かった。  ただ、ホラー小説なのだとすると評価点は相当下げないといけないのかもし れない。最初から最後まで微塵も怖いという感情は起きなかった。原因は作者 でなくて、こっちにあるのだと思うけど。  肝である連続死の原因、天使の正体、次々と起こる死にいたる要因について、 明らかになっていっても別にぞっとしなかった。むしろ、そういう事をなす○ ○というものを面白いとすら思った。  ひとつには、この話全体を通して、悪意というものが無いというのが恐怖心 につながらなった原因な気がする。積極的な加害者側にしても、原動力は善意 であって、決して悪意ではない。結果はともかくとしてスタートはコペルテク ス的転回からの善意であって、それがむしろ歪みであり怖いという見方もでき るけれど、それほどの不気味さとはならなかった。  ああ、蜘蛛の描写は不気味だった。あれはおぞましかった。それと妙にリア ルな爺さんの描写はモデルいるのだろうか。  ちょっと読みつつブラッドベリのさる作品を思い出したり、筒井康隆の名前 が浮かんだりはしたな。あと、あのゲーム、育成要素はあるのか、単純に分岐 型ADVなんだろうかと少々気になった。この手のゲーム及びそれを行う事に対 しての熱い弁護意見には賛同する。  天使の翼に関する薀蓄とか、幾つかもっともらしく伏線にしているようでい て特に何もなしというのもあって、読み終わってから少し気になった。  次は「黒い家」を読もうかな。
   6/17(火)  大石まさるの「水惑星年代記」を探してみたが、意外と本屋に影も形も無い。  週末に探すか、それとも通販で買った方が早いか。
   6/16(月)  間を空けて「マイフェアSISTER―シワス、ゴハンの時間じゃぞ? (竹岡葉月) を読んだ。  いろいろと問題は残しつつも終わらせていた話なのでどうするのかと思った が、伏線回収というか、実は終わっていなかった部分をきっちりと片を付けて いった事に驚いた。ここでも抜本解決になっていないものも残っているけど、 それは別な話だし、数年後を描いた事である程度想像させている。  逆に言えば、もう続きは書かれる事はないのだな、少し惜しい。  トラウマの解消やら、悩みの解きほぐしやら、相変わらずお安くスタンスを 変えたりはしない妹のそれでも垣間見せる綻びの惚れ惚れとする様とか、面白 いし、巧い。やっぱりダラダラさせないできっちり終わらせて正解か。  とりあえず本屋にまったく置いていない「SH@PPLE」は手に入れたので、大 事に読むとしよう。
   6/15(日)  貴志祐介の「新世界より」上下巻を読んだ。  初めての貴志作品。  しかし、読みやすかった。続きを読ませる力が尋常でない。けっこう分厚い ハードカバー二冊だったが、途中出掛けて中断した他はほとんど切れ目なく読 んでいたと思う。  全てが終わった後からの回想という形から、何事も起こっていなかった頃の 社会や自然や出来事を丹念に描いていって、ところどころその先の何事かを暗 示させる独白を入れたりと、純粋に何が起こるのかと興味を引くのが巧みだっ た。ただ、最初の時点で語り手たる主人公ともう一人は無事であったと告げて いるのは良し悪しどっちだったろう。ある種の保険が出てしまうから。それす らも引っくり返すというパターンもあるけど。額縁小説ではなくリアルタイム で描いていったらけっこう印象は変わっただろうか。  今の世界とは当然違っている訳だが、自然のあり方自体が変貌を遂げていて その描写のあれやこれやが実に好みだった。後半の魔境の描写とかも素晴らし かった。何故にそんな事になったのかという解き明かしなども面白かった。  町の大人たちや委員会の論理と倫理の異様さとか不気味さとかをもっと掘り 下げても良かった気もするけど、読みづらくなったろうなあとも思う。    他の登場人物はさっぱりなのに、日野光風と鏑木肆星のビジュアルが妙に具 体的に脳裏でビジュアル化されたのだけど何故だろう。何かモデルになってい る元キャラとかいただろうか。ただ、日野光風の言動はあれ何だったのだろう。 筒井康隆のキャラとか彷彿とさせる違和感があったのだが。  世界の姿を割合早くに見せたのは正解だと思うのだけど、それだったら最後 の彼らは実は的な事実は下巻の途中くらいには開示すべきだったと思う。何か あっさりし過ぎている。  だいたい読んでて察しはつくだろうから仰々しく最後で衝撃を与えてとかの 演出なく淡々と叙述するに留めようという計算なのかもしれないけど。これま でしてきた事に早季たちは別段強い感慨は持たないけど、読み手の方はうわあ と思わせるやり方もあったろうに。  世界構築や歴史まできっちりと考えて描いているけど、妙にスケールが大き いのか小さいのかわからないような不思議な作品のようにも思える。  ただ、間違いなく面白い。読まないと勿体無いと思える本もなかなか貴重だ と思う。他の貴志作品も読んでみよう。  
   6/14(土)  さる本が欲しくて、自動車で遠征というかだらだらとドライブ。今のご時世 だと贅沢なんだが、下手な所出掛けるより安上がりなのは確か。  行く先々のブックオフやらエロDVD主体の大型古書店やら覗いたりしつつ、 とりあえずここになければ諦めてAmazonで高く売っている古本を購入するのも やむなしという最終拠点に行くと奇跡的に発見。無事確保。  ほぼ一日がかりだった。  道々信号待ちの間などに「マイフェアSISTER―姫君、拳を握りすぎです。」 (竹岡葉月)を読んでいたが、これは相当に面白かった。  天才的な子役だったが、ある時よりリタイアして普通の一少年になろうとし ていた少年の煩悶・成長物語という位置づけなんだろうけど、異世界との交流 のある世界で、十歳足らずの姫様のお守をする羽目になってという入り口から だれる事無く疾走して、はっちりケリをつけている。キャラづけと動かし方が 巧い。  何よりあの秋葉を彷彿とさせる妹。外面は良く猫を被っているが身内の中で はまるで違ってといったキャラなど星の数ほどあるだろうけど、良い。  こういう自ら強くなろうと志向し歩き出して今の自分を手に入れた妹という のに弱いのだな、わかった。  続巻は今日は読まずに間を置こう、勿体無い。
   6/13(金)  特になし。  何かあったか。
   6/12(木)  自室で寝ないで居間で寝てしまったが、四時前くらいに目覚めたらかなりの 風雨。二階の窓が開いていたようなと部屋に行って茫然自失。  窓際のベッドはもとより辺りまで水滴が飛来している。  布団が濡れただけなら平然と窓を閉めて終わりだが、ちょうどいろいろと本 を移動させたり、不要物の選別したり、最後にもう一回読んだりしていたので ベッド上に雑誌や本など乱舞していた。そこに雨。  もう素数数えるとかでなくて、すぐさまタオルを取りに行き、片っ端から本 を手当てした。雑誌類は水吸いやすいなあとか思いつつ、処理を進め、暫定に 積んだ本が崩れてまた賽の河原したりして小一時間。極端なダメージを受けた 珍書などは幸いなかったようだが、これは買い直しかなあというのも何冊か。  ただ、見えないところの被害にあとで気付いたりはありそうな気がする。  とりあえず濡れている布団を下に運んだ。  今号の「黄金のラフ」、三人でと聞こえたシーンがえらく良かった。それに しても日本人選手三人揃い踏み、社長達も現地へ向かっているとなると、もし かして優勝で連載完結だろうか。プロゴルフだからやろうと思えば幾らでも続 けられるのは確かなんだが、けっこう連載長いし。そう言えば、なかいま強も 週刊少年サンデーで連載していたなあとか思い出した。傑作「うっちゃれ五所 瓦」とか。もっとも「わたるがひゅん」の作家という印象の方が強いが。  しかし五所瓦のきっちりかつ余韻ある終わりと比べると、わたるの「え?」 というような最終回と思えない終わりは何だったのだろう。  仕事に行って帰って来て、二階で乾き具合を確認しないでいるうちに寝てし まった。総被害については明日確認しよう。
   6/11(水)  今週号のSJ、そう言えば克・亜樹もサンデーから出て行った人だなあとふと 思った。相当古いが「SHOW」とか好きなんだが。打ち切りみたいだなと感想持 ったが、雑誌自体が亡くなったとか何とか後で知った。連載からはるか後にた またま単行本手に取って読む分にはその辺の事情はわからないからなあ。  美少女いんぱら、ちょっと絵が荒れていたような。単行本化で時間取られた せいだろうか。  王様の仕立て屋は舞台変われどいつものパターンでいいのだけど、アメリカ 嫌いだろという印象が。
   6/10(火)  イブニングは意外とコンビニとか本屋に置いてない気がする。地域性もある かもしれないが。あるいは数少ない納品の争奪戦が行われて早朝にして既に完 売となっているのか。  しかし「餓狼伝」はまた来週休みか。月一連載になってしまったという訳で はないよな。そんな記載診た記憶が無い。他に「おせん」も「喰いタン」も載 っていなかったが、小学館では漫画家が倒れようが絶対に休載を許さないとか の話を見ると、なかなかに考えさせるものがあるような。でも「とめはねッ」 なんかは隔週連載みたいな趣きだが。青年誌だとまた違うのか。スピリッツは 不定期な短期集中連載や月一とかの形で必ずしも毎号掲載はさせていない気が するし。  仕事終わってから用事で遠方に行ってふと焼きソバが食べたくなった。家に 戻った頃には相当遅くなりそうだし、ちょうど近場に味良し盛り良しで名が知 れた店があるし、食べた事は無いが確か焼きソバも評判よかったよなと思考し つつ車を向けた。  席を取り注文をしてテレビを眺めていたら、店員が戻ってきて焼きソバ用の 麺がないと告げた。しばらく考えさせてもらう事にしてメニューを眺めた。焼 きソバが食べたいんであって、無いならもう用は無いのだが、席も立ち辛い。  なんかシチュエーションが井之頭五郎だ。  結局、チキンカツのカツ丼というのを注文。珍しい気がしたので。  しばし待つと、チキンカツを卵とじしてミツバを散らせた丼が登場。  驚くほど肉が柔らかく、だし汁との相性も良く、美味かった。過去も失望さ せられた事はないので当然なのかもしれないが、充実感をもって店を出た。 
   6/9(月)  何となくのwikipediaの「クララ白書」など見ていて、マリみてとの関連性 の項目があったので、やっぱりそこ言及あるよなあと読んだが、「現在のとこ ろマリア様がみてるシリーズ自体が迷走しており、単純な比較は出来ない」と あって、もうちょっと書きようがあるだろうとか思った。誰だ、書いたの。  ドラゴンエイジ今月号の「おたくの娘さん」に唸らされた。  知らないところで何かが起ころうとしているのが読んでいて不安を掻き立て られたのだが、とりあえず今回は娘がお泊りで一人の夜の話というだけで終わ ると思っていた。  最後のおまけ漫画みたいなエピソードで全て引っくり返された。  一瞬何を描いているのかわからず、最初の方読み直した。  こういう仕掛けか。サブタイトルを中間でポツンと入れるのも効果出してい た気がする。  来月いきなり予想外の展開が来る可能性もあるけど。  それにしても、保管場所に移したお宝が勝手に捨てられていると思われるシ ーン、軽いギャグで描いてあるけど身の毛がよだつ気がする。
   6/8(日)  DSヘラクレスの栄光をちょろちょろと。  ボス戦が長いなあ。  しかし、出てくるやこちらよりも早く全体魔法使ってくる目玉が憎い。久々 にドラクエのドラゴンフライを思いだした。  面白いのだけど、戦闘入る度に少し気が重くなる。  それにしても、セーブするとゲームを続けるかではなくて止めるかと訊くの はやめて欲しい。何度立ち上げなおしになったことか。  昼に中華料理屋でランチセットを食べた。一品料理で野菜炒めを選んで、あ とラーメンとライスとサラダがついてくるパターンで、まあそこそこ。ラーメ ンがラーメン屋のそれでなくあっさりとした上品なので、単体として食べるの には良いけどラーメンライスとしては向かないなあとか、肉野菜炒めとは書い ていないけど、いっさい肉片使わず野菜だけというのも珍しいなあとか、思い つつ食べた。肉用のソースなので野菜炒めに使うと不味いですというのは魔夜 峰夫のマンガだったか。  食べてからまた出掛けていろいろと用事済ませたら夕刻になっていた。そう 言えばここらに安くて美味いカツ丼食べさせる店があったなと思い出して足を 運んだのは、昼が野菜と炭水化物だった事が影響していたと思われる。  昼食時から夕食時の間は休憩中で再開にはあいにくまだ中途半端に間があっ たのでぷらぷらとその辺を散歩した。高校の頃の通学ルートからは少し外れて いて、電車町の間とか本屋とか回るにしてもあまりこない区域なので、歩いて みると少し新鮮だった。ペットボトルで百円の自動販売機は珍しいなあとか、 公園に猫がいたので少しかまってみたが、ブランコで幼女が遊んでいたのでこ のご時世だとどんな目に合わされるかわからないので程ほどで退散したり、奥 まった所にある豆腐屋ってどこかスーパーとかに卸すの専門なんだろうかとか 歩いたり思考したりしているうちに店が開いていたのでカウンターへ。  普通のカツ丼以外に、玉子なしのカツ丼もあり、それを食した。福井とか群 馬辺りのソースカツ丼ではなく、ツ丼用のだし汁とも違う醤油仕立てのタレ。  味わいは違うけど一番テイストが近いのは、新潟のとんかつかねこのカツ丼 だと思う。久しくあそこのも食べてないなあ。食べたい。
   6/7(土)  氷室冴子の訃報を知った。  最初に読んだのは「雑居時代」だった。  それに「クララ白書」に「アグネス白書」、「なぎさボーイ」と「多恵子ガ ール」に「蕨ヶ丘物語」、ジャパネスクは少し合わなかったが、面白い作品が 多かった。今でも本棚ふと見かけると読んだりしてたものなあ。しーのが演劇 に出るように夢見説得するくだりとか好きなんだよなあ。  しかし、随分と新作は出されていなかったのだな。  また「雑居時代」読んでみよう。  さらに宇宙軍大元帥の訃報。  野田昌宏も好きな作家だった。「レモン月夜の宇宙船」が好きで「SF英雄群 像」に影響を受けた。もう「銀河乞食軍団」の続きが出る事はないのだな。  エッセイのあの語り口が素晴らしかった。今にして思うと東海林さだおに通 じるものがあるかもしれない。    それにしても、何でなあ。  ご冥福をお祈りする。
   6/6(金)  今週の「喰いしん坊!」、やおらゆで卵を潰したラストで久々に「邪道食い はよせ!」の展開になるかと少し期待。でも、潰してマヨネーズとかケチャッ プ混ぜてもそうおかしな食べ方ではないな。満太郎あたり平気で輪切りにした りさいの目切りにしそうだし。  どうも「極道めし」共々ぐたぐた傾向になっているような気がする。二番目 の房の決着してどうなるでもなく、メンツが変わってしまったが、この先はど うするのだろう。一通り皆で思い出の味話して次と繰り返すだけだとなあ。同 じ雑誌に載ってる「ラーメン大百科」とか全然ひとり旅じゃない「駅弁ひとり 旅」なんかも、毎回パターンは同じで進んでいるしなあ。何が出るか分からな いという辺りは変化あると言えば言えるのか。  ファミ通、ぱらぱらと眺めてみて、「天誅」も「メタルギアソリッド」もPS の初代を少しだけやって止まったままだなと思い出した。
   6/5(木)  何だろう、今週の刃牙の時間軸のぐんにょり感は。  独歩と克己が道場にいるのいつだよと最初わからなかった。  夜叉猿は懐かしいが、グラップラー刃牙から読んでないとわからんよな。  しかしズールに一撃でやられた時と言い、口合気が使えぬ野人とは実は相性 悪いのだろうか。独歩とか渋川先生ならダメージ0ではないにしろ、反応して いる気がする。  今週はそれよりいつの間にか腕を上げていた小此木に驚いた。ただ中途半端 に腕を上げても驚き役と穴埋め要員にしかならないと思うが。  不思議とチャンピオンっていつでも何本か読む作品があり続けている気がす る。少しジャンプに分けてやれと思う。  ガソリンを入れたら「ちょうど六千円です」とか言われて、隔世の思いを抱 いた。高いなあ。ぎりぎりまで空にする事自体無いからそうそう五千円札一枚 で足りない事は滅多になかったのだが。  駐車場の近くの家が何ヶ月か前に撤去されて更地になっていたが、ふと見る とけっこうな草むらになっていた。雑草が生えているというレベルでなく種蒔 いても中々こうはならんだろうという繁殖ぶり。何で短期間でこうも凄まじい 有様になるのだろう。そこらの庭だって草むしりしないと生い茂るのだろうけ ど、無人の所はちょっと尋常でないと思う。  草についてはちょっとしたアスファルトの隙間から生えるやつも不思議では ある。そんなに絨毯爆撃のように種子ってそこらを漂って覆いつくしているの か、見えないだけで。逆に言えば土に着地できなかった種子の死屍累々にあふ れているのだろうか。  植物はふれできちんと意思を持ってて、生存に適した所ろを指向して動いて いるのですよとか言われると納得できそうだが。あるいはアスファルトの下で は無数の幼生体が蠢いていて、隙間を見つけると這い出てくるとか。
   6/4(水)  昼休みに「美少女いんぱら!」(北村游児)一巻を買いに本屋へ。  少し遠いが大きく間違いが無いと思われる処へ行ったが無し。まだ本棚には 新刊は並んでいなかったが、暫定の置き場には通常のジャンプコミックスの山 とか、SJのものとしては「ゼロ」なんかもあったので、あればある筈。どうせ 刷数少ないし下手すると入手できないと判断した同類が先に来ていたのか。  さすがにレジで「美少女いんぱら!」ありませんかとは訊けないしなあ。SJ の新刊は他にありますかと婉曲的に訊ねても、本の名前はと訊き返されるだろ うし。  とりあえず撤退して途中の某チェーン店を一応覗いたら、普通に二冊あった ので購入。いつもだと昼頃はまだ本の置き換えとか済んでないのに。まあ、あ りがたい話だが。
   6/3(火)  一時になる少し前に眠ってしまい、深夜の馬鹿力の最初の十数分を録音しそ こない、なおかつ二時プラス十数分の時点でテープを引っくり返すのを五分ほ ど寝てしまい失敗。コーナーとかはきちんと録音できたが、インド人との顛末 の締めの辺りが尻切れトンボになってしまった。  その状態で用事で早起きしていた為、寝ているようでいて単純睡眠時間が乏 しかったのか、夜になって眠くて、すぐに眠ってしまった。  
   6/2(月)  ヤンマガの「柳生忍法帖」が堂々完結。  元がしっかりしているので当然といえば当然だが、完全に受けきったせがわ まさきの凄さもひしひしと感じた。欄外に時期未定ながら次も十兵衛だという 編集コメントがあったので、「魔界転生」か「柳生十兵衛死す」なのは間違い ないようだ。「魔界転生」だろうな。楽しみだ。  隆慶一郎の「吉原御免状」&「かくれさと苦界行」なんかもせがわまさきが 描いたら絶品だろうなと思うが、こちらだと柳生が悪役だからなあ。無理か。  久々に銀だこを食べた。通常のたこ焼きとえび焼きが四つずつ入ったやつ。  ほぼ出来たてのを買えたが、表面がカリっとして中がトロリとした感触でと にかく熱い。中のタコなりエビなりも存在感がある。美味かった。  ソースと鰹節等のトッピングもタコとエビで変えていて、エビ用にはオーロ ラソースというのを付けてくれたが、何がオーロラなのだろう。  
   6/1(日)  久々に横川のおぎのやに行ったが、けっこうあちこち変わっていた。  ドルチェのコーナーなど前は無かったと思う。  釜飯今は900円もするのかと思ったが、駅弁ってそんなものか。美味いは美 味いし。  ソフトクリームを購入。けっこう濃厚で美味しかった。    ヘラクレスの栄光DS、途中やり直す羽目になりつつも遊んでいるが、慣れて くるとけっこう面白い。戦闘がちょっとちまっとしていて据え置き機の方が向 いている見せ方だったり、インターフェースに改善を求めたかったりするけど 単純に倒すのでなく、オーバーキルにしてエーテルに変える事まで考えさせる のが良い感じ。強い敵でもけっこうカウンターやとどめをさすスキルが発動し たりして本来の火力以上に攻撃してくれるのは嬉しい。  会話とかもスムーズだし、けっこう練られている。汗たらしたりもやもや出 したりとかの漫符表現も効果的になってる。  リレミト・ルーラ的なものが今のところ無いのがちょっと辛い。どこでもセ ーブはできるし、戦闘不能になるだけでHP1で生き返るので、どんな状態にな ってもとりあえず根気さえあれば、いつかは生還できるが、面倒は面倒。  まっとうに正攻法で戻る為には退却の道程で何回かは戦闘に耐えうる余力を 残さないと。しかし普通、ダンジョンが強敵なら、フィールドは楽だったりす るんじゃないだろうか。特に急いで成長が遅れているとも思えないのだが。
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