彼は、その少年に釘付けとなった。
新雪みたく透きとおった白い肌、高校1年とは思えぬ育ちのよさそうなオーラというのだろうか・・・存在感はなくても、漠然とそれは流れていた。
少年を色で例えるのなら、白以外の想像は不可能だろう。
汚れなき純白。
そして・・・今にも消えてしまいそうな・・・。
ひとりの青年がいる。周囲とは違い、明らかに上に立つもののオーラを持った青年。
育ちはよいが、獣のような顔を見せることもあり、彼の前では誰もが頭を下げる・・・それだけの力を持つ男がいる。
よって、皆、彼を尊敬する。
だが、彼の本心は誰が知っているのだろうか・・・。
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